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zoom RSS 手塚治虫 命日に思う

<<   作成日時 : 2018/02/09 14:33   >>

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平成元年2月9日 手塚治虫が亡くなった
訃報に触れ、昭和の終焉を痛切に感じた

あれから30年
平成も終わりを迎えつつある

手塚治虫の登場にリアルタイムで衝撃を受け、尊敬し愛した人々は
1930年代生まれの人が多かった。現在80才前後、中には鬼籍に入られた人も多い。
手塚自身は昭和に生まれ昭和に亡くなった。60年の人生だった。
手塚を敬愛した人々はもう師の年齢を超えている。

『新・寳島』を読んだときの衝撃は後の世代にはわからない、と
言ったのは宮崎駿だが、同時代の人々は皆同じように思っていただろう。

自身の人生の中で手塚作品にどう巡り会うかは
千差万別だが、平成生まれの人はリアルタイムで
手塚作品に触れたことはない。

私はアトム、ジャングル大帝、ビッグX、マグマ大使やバンパイア、W3や悟空の大冒険
などと言ったいわゆるTVアニメや特撮を見て育った世代ではあるが
少年チャンピオンなどに連載されていた手塚作品は
既に古い感覚の過去の世代の作品というイメージが強かった。
ミクロイドSとか「古いな」と思って飛ばした記憶がある。

平成生まれの私の娘は「ブラックジャック」が好きで読んでいたが
むしろ不思議に思って見ていた。手塚治虫 侮り難し

若い人の中には、手塚が神のような存在で最初から最後まであり続けたと思う人も
いるかもしれないが、手塚がすごいのはブームが去っても挑戦し続け、
常に若い作家たちにライバル心を抱き、研究したことの方だろう。

「ブラックジャック」や「三つ目」、「アドルフに告ぐ」、「陽だまりの樹」と
人生後半、手塚は復活してくる。考えてみるとこれはすごいことだ。

先にも書いたように人それぞれの手塚がいて手塚作品がある。
手塚は旧作に手を入れることが多かったが
それを読まずにかつて読んだ時の感動を大切にしている人もいるだろう。

くだんの『新・寳島』などは発表当時の衝撃が大きかっただけに
読み返すと思い出にキズがつくようで読まないという人もいる。
今、それを見て、すごい、新鮮だ、映画のようだ、躍動していると
見る人はそう多くはないかもしれない。

作品にはそれが生まれた背景があり、その瞬間にこそ
歴史的な価値がある。時代を超えて伝わる衝撃は希有なもので
それを求めるのは酷である。

しかし、そんな時の荒波に耐えうる力を持つ作品が手塚作品にはあると思う。
その意味で手塚はまだまだ生きている。

山下達郎に「アトムの子」という名曲があるが
手塚治虫を峰として延々と続く手塚山脈がある。今も直接的にも
間接的にも(影響を受けた作家に影響を受けた作家など)この山脈は
連なりを伸ばしている。

本当にすごいことだ。それが手塚治虫なのだ。
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
新宝島が衝撃的だったといっても、乗用車が爆走する話ならリトルニモでマッケイが何十年も前にやってるんですよね。ただ手塚が斬新だったのは吹き出しをいっさい使わないで爆走させたことです。ここ、キャラクター論として追及すると前衛的なまんが史が組み立てられます実は今度一冊書き下ろす話が進んでいたりしますが。
KK
2018/02/09 16:02

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