本という時限爆弾

「つんどく」と入れて変換を押すと「積ん読」と出る。驚きだ。
さて私のささやかな書斎にある本のうち私にまだ読まれていないものが
約半数ほどあると思う。
もっとあるかもしれない。
本は逃げたりしない。その存在を忘れられたりしても
愚痴一つこぼさずじっとしている。
私は今机に向かいこの文章を打っているのだがその向こうは床から天井までの
全面の書棚で、かなりの数の本が並んでいる。
私が買い求めたものが殆どだが、義父の本などもある。
およそ本と名のつくものであれば捨てない。
捨てないので溜まる。でも捨てない。
私が死ねば捨てられるかもしれない。
でも私が生きているうちは捨てない。

背表紙が呼ぶことがある。
様々な背表紙が並んでいる。いずれも十分に意味ありげだ。
私が自ら買った本なのだから当然である。
興味があるから買ったのだ。
なのに読まない。ひどいことである。

でもある時、手に取り、読み始める。
そしてすぐに思うのだ。
なぜもっと早く読まなかったのだろう。
こんなに読みたかったことが書いてあるのに…とか
これを読んでいれば、もっと早くたどり着けたのかも知れない…
などと思う。
それがとても楽しい。

本は時限爆弾のようなもので
知らず知らず自分で仕込み
自ら爆発の被害にあう。被害といっても様々だが

そしてよく思うことは
今まで読まなかったが
やはりこの本を買って良かった。
いやこの本は今ここで読まれるために
運命的にこの部屋のこの棚に置かれていたのだ
それにしても、俺の先見性はどうだ
この本の重要性を
あんな昔に見抜き
買っていたのだから
俺ってすごい

などと買ってから20年くらいたって
思っている

そろそろ次の爆弾がはじける頃だろう
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