BAKMAN4 感想

BAKUMANの面白さは一言で言えば
「メタ」だという点に尽きる。

ジャンプに連載しているマンガが、ジャンプに連載されることを目標に頑張る
マンガ家の卵たちの群像を描いているという点。

しかし、もっと本質的なことは
彼らが連載を勝ち取ろうと努力する中に
現在のジャンプ批判、もっと言ってマンガ誌の在り方批判が
盛り込まれている点だろう。
もっともそれがどこまで自由奔放に語られている言説かは分からない。
そこには自ずから限界はあるだろうが
逆に言えば、あそこで語られているジャンプ批判は許容されているものだ
という解釈も可能だ。

BAKUMANのコミックスの最も優れている点は大場氏と小畑氏の両方のネームを
掲載していることだ。これはスゴイことだと思う。

その意味でもマンガ志望者にとってまさに生きた「マンガ家入門」書になっている。
かつて石ノ森正太郎が執筆した「マンガ家入門」「続・マンガ家入門」に
劣らない生きた(そしてマンガとして読むことのできるという意味でまさにメタな)
入門書でもある。

一方、その批評眼はまだ羊の皮で覆われていてる感じもする。
最後までそのベールはかぶせられたままなのかもしれないが
なにかと詮索好きな向きには、あの言説の裏にあるさらに辛辣な
業界批判を読み取ることも可能だ。

いずれにせよ、王道的手法を守りながら
アウトサイダー的境地を描くという
二重も三重にもレイヤーのかかった
この作品。
今後も目が離せない。
画像


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