PLUTO 第8巻 雑感

大人達の夢の時間は終わりを告げ
世界は現実に戻る
山下達郎が「アトムの子」を歌い
浦沢直樹の筆力がリアルを紡いでも
また世界は現実に戻るのだ

なるほどこういう世界であったのか
と思うことは許されるだろう

でもこういう世界なのだろうか

憎しみからは何も生まれない
…本当だろうか。

ボラーのデザインはあれで良いのか

プルートゥは
アトムは

なぜ皆そのことを言わない

求められているのは「リアル」ではない

なのにある特定の人々
つまりある時代をある影響下に生きた人だけが
このプルートゥを見て「リアル」だと言い
そこに価値を見出し
浦沢が描けば
こうも描ける

などということ自体が

私は間違いだと思う

これはアトムではない
そしてアトムにはアトム以上の価値も意味もない

そこに付け足す何かがあるわけではなく
解釈されて始めて分かるものがあるわけでもない

これはなんなのだ
どうしてだれもその事を言わない

これではダメじゃないか
となぜ皆言わないのか

蒙昧ついでにもう一言

映画ではダメだ
映画的手法ではダメだ
そのことをこの作品に言うのは
ある意味矛盾かもしれない
でも、映画的技法では描ききれない
もっともっと
深いところで

浦沢直樹は上手い
きっと上手すぎる
だから離れる
それ故に離れてしまうのだ

傑作か?
悲しいことに傑作だ
画像

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