息子の伝言  -iPhone3G Sを買う

ケータイを変えた
2Gが3月で終わるということで
買い換えは必須だった

東京デジタルフォン→Jフォン→ボーダフォン→ソフトバンク
と4代も変わった。よくドコモやauにせずにここまで来たと思う
娘はソフトバンクやめてドコモかauしようといつも言ってる

変えなかった理由はただ一つ
前にも書いたのだが
死んだ息子の伝言が入っているからだ
多分東京デジタルフォンの時代に入れたものだ
今日まで消去することなく持ち続けた

息子が死んで11年目、伝言は12年前ということになるか

不思議なことに時々この録音を聞かなくてはならないときがあった
新たな伝言が入ればまずは息子の声から聞くことになるのだが
不思議なことに何かの節目節目にそういう機会はやって来た

芝居の初日とか、入学式とか、院の試験の朝とか
内容は、
真冬に息子がクワガタがほしいと言ったので
山の中に冬眠しているやつを見つけに行った折のものだ
わがままに聞こえるが、
息子はずっと病室にいたので本当に捕まえてやろうと思った

カブトムシは越冬しないが
クワガタなら越冬するのもいるので真剣に探した
その時、もう探すのはいいから早く帰ってきてという内容の
電話が留守電に入ったのだ
「早く来てください」という息子の声が入っている

早く来てというその言葉は、今聞けば
天国で待ってるよ、ととれる。
だからこの伝言を聞く度に
やり残していることはないか
といつも自問し
いつでも旅立てる覚悟を決めなければと思っていた

MDに録音した。滅び行く2Gから録音するために
変換コードを買った。一回きりしか使わないだろう

iPhoneにした
使いこなせるかは分からないが
ショップに商業の時の教え子がいて
いろいろ教えてもらって決めた

最初に買ったPCはMacだった
LC575
息子とお絵かきソフトで遊ぶために買ったのだ
その後Performer6420、MT300までMacを使った
が、今はMac教から改宗してWindowsを使っている

Macというかアップルに再接近したのは
iPodだった。今では画面が出なくなったnanoの二世代目を
シャッフル再生して車で聞いている。

iPhoneはLC575時のような新鮮さを感じる
LCは息子のために買ったが、iPhoneは
息子との別れから始まっている。

でもどこかでまた線は結ばれるだろう
そんな予感をさせる楽しい機械である

ちなみに名前を登録することになっているので
息子の名前にした
私の周りにある名前をつけなくてはならないものは
全て彼の名前になっている
PCもiPodも

何か天馬博士のような心持ちだ
「プルートゥ」で見事だったのは
浦沢直樹が描いた天馬博士だった

iPhone3GS 32GBとアトム
アトムと息子
画像

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