NARUTO 50巻 雑感

300万部も刷ってしまった「ワンピース」57巻の話はさておき
ナルトの50巻について

岸本氏は絵がうまい

ナルトが誰よりも精神的に成長していく過程が
「アルジャーノンに花束を」的に凄い
見つめている所が誰よりも遠くなる
それを信じて死んだ四代目や自来也、長門
そしてサポートし続けるカカシなどは
ずっとナルトと同じ所を見つめているわけだが
きっとナルト自身は彼らの望み通り、もっと先を見通すだろう。
そういう予見が全編を覆っている。

ナウシカが誰よりも地球の未来を見据えることを
確信し、死んでいったマニ僧やユパとの関係に似ている

岸本氏は壮大な理想主義を
まさに理想主義的に
愚直に
描こうとしている

この潔さと大胆さには頭が下がる
彼自身が用意する現実主義は
ナルトや自来也が語る理想主義より遙かに強力なのに
長門のように何かを託してみたくなる
その描きようが

白ひげが部下達にルフィを死なすなといったこと以上に
心に迫る。
ミホークがルフィの凄さの神髄が能力や技ではなく、
次々にその場にいるものを見方につけてしまうことだ
と言った以上に
ナルトが我愛羅や長門を心酔させてしまう力に感嘆する

ナルトのテーマは大きくて重い
そして普通なら、こうしたテーマで描き続けることはとても難しく
破綻しかねないのに
どんどん佳境に入っていく

読者はついて行っているのか知らないが
その意味ではどんな終わりを迎えるか
予想がつくような気もするのに
大円団というか
ナルトの忍道が果たされる瞬間を見たいと
思わせるような
展開になってきている

いやそれにしても
面白い
哲学的である




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