探査衛星「あらわし」と「はやぶさ」 サマー・ウォーズ論

サマー・ウォーズの冒頭から出てくる
探査衛星「あらわし」って「はやぶさ」のことだったのかと
今更ながら気付いた。
あの時は、「はやぶさ」に関心が無かったんだけど
今になって見るとタイムリーな話だったんだと理解した。

サマー・ウォーズってセカイ系だよね
という人と
いやそうじゃないという人と
いると思う

ちょっと時間がたったので
少し冷静になって考えてみるのも面白いかも

セカイ系という言葉のバリューが今どのくらいあるのか
分からないけど
所謂セカイ系が好きな人からみると
純粋なセカイ系でないこの作品に対する違和感があるだろう
一方、「セカイ系って何?」という人からみると
分からない部分もあるけど、でも娯楽作品として楽しめるし
家族の絆が感じられていい、泣ける、と評価する人もいるだろう

作った人たちはきっと確信犯的だと思うので
あくまで見る立場の感想でいうけど

普通に見て、ギャグにしかとれない部分が
シリアス、かつ感動のポイントになったりする意味で
この作品は間違いなくセカイ系だと思う

家族っていうけど
どこに家族があるのか
つまりそれは現代的な意味でいう普通の家族か
というと
武田家の家来という400年以上前からの
歴史に支えられた名家であり
本家分家あわせて親戚が何人いるの?的な
いってみれば今は失われた日本の家族の象徴であって
今日的な「家族」では決してない
だからこそセカイ系にはめても機能するといった方が正しいのではないかと思う

確かに妾の子を可愛がる本妻とか
日本文学や映画のいろいろな文脈を取り入れて
重層的にみえるように作ってあるが
だからといって
そこに何かがあるわけではない

にもかかわらずそういう文脈でも読め
信州上田の自然(特にクラウドスケープ)の美しさとか
いろいろうまくアレンジして家族全員で楽しめる娯楽大作という
いわばジブリ的なラインをかんじさせる
(なんども言うが、これらはたぶん確信犯的におこなわれている)
テーマ曲は、私のすきな達郎でこれもやや反則的だが
でも細田守はこの曲ではなく、実はもろ「さよなら夏の日」がほしかったのでは
と思ったりもする、くらいの、つまりは透けて見えるものがあることも確かだ

さてさて「はやぶさ」への人気が高まり、多くの日本人が擬人化して
コメントを送ったり、応援したりしたとと
「サマーウォーズ」でラブマシーンとの花札対決で
全世界の人がヒロイン夏希を応援することの
類似性と差異が、
この作品がセカイ系であるか、セカイ系でありながらアレンジがうまいのか
そもそもセカイ系ではないのか、を考える上でのヒントになると思う

でも、好きだけど
画像

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