ダミッシュ「雲の理論」

ユベール・ダミッシュの「雲の理論」を読んでいるのだが
私があまりにも常識がないために読み進められない。
しかし、とても重要で興味深いことが書かれていることは
なんとなく分かる。
情けないものである。

足りない頭で考えるに
古来より雲を描くということは
困難なことだった。
透視図法が発見されて
建物と同様に空も幾何学的に描く必要が出てきた。
しかし、輪郭を持たず形を為さない雲を表現することは
やはり難しかった。雲は予測不可能な永続性のないものとして
あったから。そして、それ故に魅力的な存在だった…

くらいしかまとめえない。しかし
こんなふうにまとめるとあの厚い本の
大切なところがみなそげ落ちてしまう。

日本のアニメーションにいても
最初は雲は詳細には描かれていなかったように思う。
東映動画の初期作品にはそうした雲は出てこない。

しかし、「母を訪ねて三千里」や「カリオストロの城」には
あきらかに雲を雲としてあるネライをもって表象している痕跡がある。
いうまでもなくそれは宮崎駿の仕業なのだが。

一昨日上げた、宮崎駿、押井守、細田守、そして新海誠は
いずれも作家性の強い作品を生み出す監督だ。
新海誠は「ほしのこえ」では一人で制作していたことを考えると
作家性がそのままダイレクトに出るのは理解できるが
宮崎駿のように集団で製作することにひとつの信念を持ちながら
それでいて、作家性が出る作家がいる。
というか、自分の作家性を確保するために自分の
スタッフを持っているという見方も出来ないことはない。

つまり、作家性の強い作品にはなぜか「雲」という表象が
ある意味を持ってくる。なぜなのか。

発表は明後日だ。到底間に合いそうもない。
画像


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