「YASUJI東京」雑感

杉浦氏と私は三歳違いで彼女の方が上だが
亡くなられて5年たったので、彼女の知らない年齢を私は生きている

その私の目からみて「YASUJI東京」は
とても20代の若者が描いたマンガとは思えない
老成感がある。しかし、別にじじむさいわけではない。
若々しいし、描かれている世界はまさに若者のものだ
(若いだけではなく、完成と教養を備えた、それでいて普通の人達だが)
だが、その世界はあまりにも完成され
成熟している

おそろしいことだ

こんなに読んだ後に余韻の残る
そこはかとないマンガを
20代の若者に描ききれるという事実が

人間はどこまで理解し見通せるものなのか
時間の流れの向こうに、風化しない、腐敗しない
結晶のようなものを
どこまで見据えることができるのだろう

そこには明治期に早逝した井上安治という
若い画家と杉浦氏が重なって見える

おそろしいことだ

杉浦氏の若すぎる死を
心から悼む
YASUJI東京 (ちくま文庫)
筑摩書房
杉浦 日向子
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