震災二週間 原発事故の今後

震災による死者の数が1万人を越えた。
被災地からの映像やインタビューは痛ましくて
見ていて思わず涙がこぼれてしまう。
家族を失った人の悲しみは察するにあまりある。
私も子どもを病で失った身なので
この震災で子どもを失い、生き残った親たちの思いは
本当に考えるだけで胸が締めつけられる。
自分が死なず、子どもが死んでしまったという思いは
これから長く、親たちの思いを苛み続けるだろう。
災害は何年たっても何十年たっても心の中に続いていく。

そんな中、事態を間違いなく悪化させているのは
原発の事故である。
昨日、作業員の方が被爆する事故が起こるなど
一向に解決の光明が見えてこない。
10日前のブログでも書いたのだが
地震・津波・火事も耐え難い災害ではあるが
原発事故は種類が違う。
原発はあくまでも人間が引き起こした災害である。

目に見えないものとの闘い。
いつ終わるとも知れない闘い。
それ故に心に根ざす問題が噴出する。
風評被害。物品も届く筈が届かない。
逃げたくても逃げられない人。
残りたくても避難しなくてはならない人。
家族の捜索もできず、遺体の回収もできない。
野菜も原乳も捨てざるを得ず
水は子どもに飲ませることができない。

政府の対応は的確なのか
東電の対応は的確なのか
どうしてもそういう思いがわき上がる
こうした思いの蓄積はきっと
解決を(というものがあるとして)
どんどん遠ざけていくだろう。

起こったことは戻せないとしても
また、これから先の見通しがつきにくいとしても
今、この瞬間にできうる限り正確な情報を
きちんと流し、この原発事故は
客観的にどんな規模のどれほど危険な
どれくらいの範囲に影響を及ぼす
災害なのかを示すべきだ。

スリーマイル島事故には及ばない、という判断は
既に打ち破られた。
諸外国は当初からこの事故を日本より重く評価していた
にも関わらず、日本は不安を与えないという政策なのかもしれないが
結果的に徐々に危険度を上げ、それを事後的に認めていく形になっている

昨今ではチェルノブイリも成人にはさほど大きな影響はなかった的な
解説をしている向きもあるが
それでは、今回の事故を相対化することはできない。
チェルノブイリは被害が軽かったか。
そうではない。

日本の原発は安全だと言った。
しかし、想定は甘いのではないのかという人も多くいた。
何もないときは認めない。
しかし、起きてしまえば認めざるを得ない。
そして、認めたときには全てが遅すぎるのである。

こんな過ちを我々はかつてもしたことがあったのではないか。
にも関わらず、どうして
今回こんなことが起きたのか。

なぜ東電の原発が東北・福島にあるのか。
みんな言いたいことは山ほどあるのだ。
だからこそ、みんなが歯を食いしばって
我慢して頑張っていられる時までに
全ての情報をきちんと公開して
少しでも、計画が立つ、つまり未来が考えられる
施策を政府や東電はすべきである。
あやふやな提示は帰って疑心暗鬼を生む
厳しい現実でもきちんと明示してくれれば
それを知って、計画を整え、動き始められる。
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