「ゲドを読む。」を読む

最近、「ゲドを読む。」という文庫サイズの本を手に入れた。
2007年6月に出た非売品である。
プロデューサーは糸井重里で
編集協力は、岩波書店とスタジオジブリ
発行はブエナ ビスタ ホームエンターテイメント
装丁は文庫本サイズで黄色。大きな字で 「ゲドを読む。」と書いてある。

ここでちょっとネットで調べてみると
これは宮崎吾朗監督の劇場版アニメ「ゲド戦記」
のDVD発売に合わせて110万部無料配布された
販促物らしい。
色も私の持っているのは黄色だが、他に黒・ピンク・水色・赤と
全部で5種類あったようだ。

当時は有名だったのかもしれないが、
私が知ったのは手に入れてから。

でもこの本は良くできている。
特に吾朗氏のDVDとは関係なく
原作、つまりル=グウィンの「ゲド戦記」読むために
とてもいい副読本になっているからだ。

構成は
糸井重里のあいさつに始まり
中沢信一の「『ゲド戦記』の愉しみ方」があり、次いで
「いくつかの重要な『ゲド戦記』論」として
宮崎駿、河合隼雄、清水真砂子、上橋菜穂子、中村うさぎ、佐藤忠男
の文章を紹介。
そして最後に吾朗氏×河合隼雄の対談が載っている。

なかなかいい。
アニメはしらなくていい。原作を読むのにとてもいい。
ゲド戦記について何か論じたい人はこの一冊は持っていた方がいい本の一つだろう。
画像

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この記事へのコメント

KK
2012年03月19日 23:35
この宣伝本、河合先生の遺作なんですよね。気の毒に…
『ゲド』は彼の過去の解説・分析が鋭すぎて読解のアンチョコにされてる気がします。あのシリーズざっと読みましたがあまり印象に残らずに終わりでした。『3』の竜は松本0士まんがにでてくる怪鳥トリさんの親戚だと思います。

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