NHKクローズアップ現代「ア二メの聖地巡礼」 感想

昨年の「ワンピース」やこの間の初音ミクなど
クローズアップ現代は頻繁に
この手の話題にコミットしてる感じ。

聖地巡礼というと、鷲宮神社(らき☆すた)や
豊郷小学校旧校舎(けいおん!)などが思い浮かぶが、
番組では竹原市(たまゆら)の様子や
ピーエーワークスの紹介(true tears)を結構丁寧にしてた。
堀川憲司氏が訥々と語っていた。

その後、聖地巡礼をファンの側からじゃなくて、
行政や商店街の方から積極的に起こそう
みたいな例が紹介された。
その中でも鴨川(輪廻のグランジェ)の話題になり、
放送局と行政と地元の人が話し合って先の展開を考えている様子が出た。
ところが、こういう試みにファンからの反発が出て
「あざとさ感じたらもうダメだわ」とか
「オタなめんな」などという某掲示板のかき込みなどを紹介していた。
この辺りは面白かった。
鴨川市の職員は訪れてくれた人に聞き取りなどして、
あざとさが際だたないように
頑張りますという感じのコメントをしていた。

自分たちで発見したりするところに良さがあるのなら
送り手の方が先走って聖地化を図るというのは
確かにヘンではある。
なにより、そのアニメが流行るかどうかは今後の問題で
その前に聖地化する行為にはたしかに「なめんな」と言いたく
なる人がいてもおかしくないかな。

ただ、美術を実景から起こすというのは
どうなのか、という気持ちもある。
ウィキペディアみると黒瀬陽平氏や福島亮太氏や宇野常寛氏の説が
出ていて、そうなのかとも思うが…
堀川憲司社長が言うように、8ヶ月や半年で
オリジナルの美術を作り出す(作品の世界観を作り上げる)のは不可能だ
という、ある意味マイナスな部分から始まったことではあるんだろう。
だったら実景をデジカメに納めて、そこから絵を起こそうという。
ただ、結果的にそれが様々な回路を通じてファンに支持されて
このブームが起こった、という経過なんだと思う。

思い出すのは「海がきこえる」かな。
宮崎駿の感想を思い出す。

町おこしに!というのもどうかとは思うが、
ある時、突然若者がたくさんやってきたら
気持ち悪がる地域もあるだろう、と推察する。
なんでこんなに人が来るのか、説明されても
分からないお年寄りとかいるんじゃないかな。

それに聖地巡礼ってどのくらいつづくものなのか。
それも心配というか、気になる。作品の強度にもよるのだろうけど。
あっという間にブームが去ってしまったら、
町や市を上げて作った様々なものは
どうなるんだろう。ただ空しく風ふかれているのか。

いろいろと考えさせられる番組だった。
画像



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック