清水の次郎長/黒鉄ヒロシ

「オール読物」に1999年から2001年にかけて連載していたものに
加筆して単行本にしたもの。

面白い。

一つには絵。かなりシュールである。
伝統的な手法と斬新なアイディア。
止め絵の中に時間を三段階くらいで
織り込んだりと、
印象的なコマが多い。
見立てたり、もじったり…
教養がイヤミなく(?)にじみ出ていて
楽しい。

二つめは、歴史解釈。
この辺りは氏の真骨頂なのだろうが
いろんな説を持ってきて、その中から
一つを選んで進めていくものの
時々振り返り、また検証してみたりと
歴史家的な視点が面白い。

史料全般に疑問の目を注いでいる辺りが
作品全体のブラックなクオリティを担保している。

力作。
画像

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