行ってきました! 特撮博物館

東京現代美術館で開催中の
「館長 庵野秀明/特撮博物館/ミニチュアで見る昭和平成の技」を
見てきた。

すごい展覧会だった。庵野氏はやりたいと長年思っていた
ことをかなりの程度でやり抜いたのではないか。

まず清澄白河の駅から会場に向かう間
私の前や後ろを歩く40後半から50がらみの
男性はまず間違いなく同じところに行こうとしているのが
一見して分かる。

展覧会は実に見事な計画に基づいて
丹念に企画されていた。
前半は巨大創造物とウルトラマンを初めてとする
ヒーローの展示
ここでもかなり興味深いのだが、しかし、静かにエンジンを暖めている感じ

そして例の「巨神兵東京に現わる」の上映
これがぶっ飛ぶ

その後、特撮の技、最後は特撮倉庫へと案内し
実際のミニチュアを直に見て体験する…
とまぁ全然飽きない作りになっている。

50代の男性にはたまらない展覧会だ。
1日中いても、いや2・3日いてもきっと全然飽きない。

そして、何よりもすごいのは「巨神兵 東京に現わる」である。
CGを拒否して作られたこの実写は
とにかく度肝を抜かれる。
まず最初にトトロの横顔とともに「スタジオジブリ」のロゴが見えて、周りの人がざわつく。
鈴木Pの仕業が丸見えだ。いつかメーキングと一緒にブルーレイにして売って
大もうけしようという魂胆か?
次にナレーターの林原めぐみの声がして
一発でこれはエヴァなのだと知らしめる。
そう、これは巨神兵という名の使徒を描いた作品なのだ。
というか、それらの原点に『ナウシカ』があるということを改めて思い知る。
それにしても大変な力作である。
そして、「火の七日間」というものが
どれだけ残酷で悲惨で救いようのないものだったかが
今更のように分かる。分かってから『ナウシカ』を読んだら
きっと印象はかなり変わると思った。
それにしても、50代・60代のオヤジ達が子どものように楽しみながら
作った作品だ。今までの特撮の技術を受け継ぎながら、さらにその上に
新たな技を自ら編み出して付け加えた、コンピュータ全盛時代に
人形浄瑠璃の手法で生み出したアンチCG特撮。

イヤ、本当にすごい。
都民が誰も逃げ出さず、巨神兵をシャメなんかしているうちに
東京が消えてなくなるというとんでもない話だが
ビルが熱線に溶けてちぎれるシーンなんかCGじゃないならどうやって?と思ったし
ビルのガラスが吹っ飛ぶシーンとか、とにかくすごすぎ。見てない人には説明できない。

お腹いっぱいになって深川の街を歩いて帰ってきた。
庵野さん。あそこまでやったら満足でしょう。
ついでにダイコンフィルムの「帰ってきたウルトラマン-マットアロー1号発進命令-」の
復刻DVDまで買ってしまった…
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