『ナウシカ』の原稿のタイプは当初三つ考えられていた

というのは鈴木Pの「仕事道楽」〈岩波新書〉の中の一節。
宮崎駿が鈴木氏に三つの原稿タイプを見せたという。
一つは緻密な描き込みのあるタイプ。もう一つは
陰影をつけない描き込みの少ないタイプ。これを
宮崎は「松本零士さんのような」といったという。
そして三つ目はこの二つの中間。
どれで描いたらいいかの決断を迫られた
鈴木Pは、原稿が遅れるかも…と思いながらも
描き込みの多いタイプを選んだという。

案の定、原稿は遅々として進まず、
少ない時は6枚くらいしか一月に描けない時もあった。

この「仕事道楽」の記述が本当だとしたら
「読みにくい」と言われる『ナウシカ』の筆致は
意図的に初期の段階で「選ばれた」ものであった、ということになる。
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この記事へのコメント

KK
2013年04月09日 06:41
『こみっくぼっくす』で特集があって、宮崎がある有名漫画家の作品を「ほんとうに描きたいものをもっていない」と辛口の発言をしていた、と取材者が紹介していました。松本作品かな、と思いました。当たりのようです。

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