これから「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル

今頃サンデルを読んでいるのは、ナウシカを「正義」という観点で
読むとどうなるかを考えているからである。

実は、このことは昔から考えていた。
稲葉振一郎氏がノージックのユートピア論で
ナウシカ読解を書いた時、すでにロールズの名は
あがっていたし、当然、その線の先にサンデルもいたと思う。

手元にある「これから…」は2010年9月14日発行なのだが
初版は5月25日とある。僅か3ヶ月と数週間でなんと「79版」!とある。
3年前、この本はバカ売れしていたんだとつくづく思う。
ロールズの「正義論」の改訂版が出たのがこの年の11月。

面白い。あっという間に読み切ってしまった。
その魅力はこんがらがったものをわかりやすく解きほぐして見せる手腕か。

さて、ナウシカのとった行動を稲葉振一郎氏はアレントの「政治」と「倫理」を援用して
解説した。
その入り口ではノージックのフレームの話をしている。

うまく言えないが、宮崎駿という人が「コミュニタリアン」であるとして
〈ここも「コミュニスト」を経過して「コミュニタリアン」になったのか
それとも、そもそもが「コミュニスト」ではなく「コミュニタリアン」的だったのかは判別できない。
というか、両者を正確に区別すらできない。しかし、私的にはわたしは宮崎駿が
真の「コミュニスト」だっと時はないような気がする〉
稲葉氏がノージックで『ナウシカ』を語ろうとしたのは
いってみれば、「コミュニタリアン」を「リバタリアン」の立場から
検証してみたらどうでしょう的な雰囲気もあったのか、と思う。

この辺は宿題。
やり始めるとマンガの表現問題からどんどんそれていってしまう。
深入りしない方がいいのか、それとも必然的に踏み込まざるを得ないのか
それさえも今のところわからない。
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この記事へのコメント

KK
2013年06月19日 12:15
千年先にしか希望を語れない彼女に向かって「攻め込んできたのはトルメキアが先だ」と民が言い返した場合、ナウシカは言い返せるのでしょうか。

皇兄とナウシカ、大衆はどっちを選ぶ? 

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