青春の夢いまいづこ

1932年 日本 小津安二郎

なぜ今頃、この映画かというと
宮崎駿が、この映画の主人公
(大学生だったが、父が死んで退学し、社長を引き継ぐ坊ちゃん)
が、父親にそっくりだとコメントしているからである。
1932(昭和7)年の映画なので、ちょうど主人公の年齢は宮崎駿の父と同じくらいである。

大学にいるが、勉強はさっぱりせず、試験はカンニングですり抜ける。
主人公の堀野は、大学を中退して商社の社長になるが
友だちのダメ学生3人が彼を頼ってくる。不景気で就職が厳しい頃の話である。
その入社試験でもカンニングをする。
そうやって入ったダメ学生3人も、次第に社長にはヘコヘコした態度を取る。
それが、堀野は我慢ならない。大学時代、アイドル的存在だったお繁(田中絹代)
と結婚の約束をしていたダメ友だちの一人・斎木に、堀野がその事情を知らずに
お繁と結婚するつもりだというと、斎木は認めてしまう。あとで事情を知った堀野が怒って
社長だからといって恋人まで譲る奴をあるかと言って鉄拳制裁をし、
最後は斎木とお繁が新婚旅行にでかけハッピーエンドに終わるいう話。

宮崎は、アナーキーで享楽的で、権威が大嫌いというデカダンスな所が父にそっくりだという。
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