歌舞伎 家と血と藝/中川右介

2013.8.30  講談社現代新書
本文だけで430ページをこえる大著。
しかし、面白い。読み応えがある。
歌舞伎に詳しいわけでもないし、ひいきの役者がいるわけでもない。
というか生で見たことも数えるしかない。
だから、この本に登場する名跡も知らないものが数多くある。
しかし。そんな私でも、ぞくぞくするような感じで読める。

それは舞台の上よりも、歌舞伎役者の実生活の方が
遙かにドラマティックであり、本当の悲劇がそこにあるからである。

超大河ドラマである。
明治から現在までに絞ってあるとはいえ、やはり江戸時代の話も入ってくるので
長い長い。

取り上げられているのは
「市川團十郎家」「尾上菊五郎家」「中村歌右衛門家」「片岡仁左衛門家」「市村羽左衛門家」
「中村吉右衛門家」「松本幸四郎家」「守田勘爾・板東三津五郎家」

昨年の十二代目市川團十郎の死から書き起こし
長い長いドラマの最後を一昨年の暮れに亡くなった十八代目中村勘三郎で締めている。

とにかく読み終えると達成感がある。
しかし、一度読んだだけでは頭に入らない。
何度も何度も読み、そして見に行くべきなんだろうと、痛切に思った。

それにしても中川の歯に衣着せぬ物言いは小気味よい、を超えて「大丈夫なのかこんなに言って」と
感じる時もあった。それもこの本の楽しみの一つである。
画像




歌舞伎 家と血と藝 (講談社現代新書)
講談社
中川右介

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