あらすじで読むシェイクスピア全作品/河合祥一郎

祥伝社新書 2013.12.10 /840円

あらすじで読む…的な本はつとめて避けてきたのだが
さすがにこれからシェイクスピアを全て精読することは
不可能だと思い、手に取った。
若い頃に四大悲劇とか「ロミオとジュリエット」「夏の夜の夢」「リチャード三世」などを
散発的に読んだだけなので、全部を俯瞰するような本があれば読んでみようかと思っていた。
そこに現れたのがこの本である。

この本は非常に良くできている。
まず章立ては

序章
四大悲劇…「ハムレット」「オセロー」「リア王」「マクベス」
その他の悲劇…「ロミオとジュリエット」など5作
喜劇…「じゃじゃ馬ならし」「夏の夜の夢」「から騒ぎ」「十二夜」など10作
歴史劇…「リチャード二世」「ヘンリー四世・第一部」など12作
問題劇…「終わりよければすべてよし」など4作
ロマンス劇…「テンペスト」「冬物語」など5作
詩…「ヴィーナスとアドーニス」など

今まで37作と言われていたが、昨今の研究成果から40作がシェークスピアの書いたものと
されており、その全作が網羅されている。

一つの作品毎に
あらすじ・登場人物の相関図・作品の背景とポイント・名台詞
が付いており、非常によくまとめられ、また解説されている。
名台詞は、どの幕の何場での台詞かが示され、原文も載せてある。
これを読むだけで、なにか知識が豊かになる気がする。

たぶん、作品の多くを読んだ人にはより使い勝手のいい本だろうが
私のように30作以上の未読がある人間においても
実に便利で有意義な本だと思う。
それにしても、本当によく整理された本だ。
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