LIFE! 雑感

原題「THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY」 2013米国
監督 ベン・スティラー

岡谷スカラ座で。すでに3週間目に入ったせいか、字幕版は1日1回の上映だった。

面白かった。この時期、新しい環境でこれからの人生の展開に不安を感じている人は
勇気をもらえる映画である。
主演のベン・スティラーが監督も勤めている。原作はジェームズ・サーバーの「虹をつかむ男」
地味で生真面目な男ウォルター・ミテイの勤める「LIFE」社が経営統合され、社のアイデンティティとも
いえる雑誌「LIFE」が廃刊となることに。ウォルター・ミテイは16年間まじめにネガ管理の仕事をしてきたが
最後の表紙を飾るはずだった写真家ショーン・オコンネルの撮ったネガが紛失してしまう。№25という
そのネガのありかを確かめるため、ウォルターはグリーンランド~アイスランド~アフガニスタンと
旅をすることに…。妄想癖のあったウォルターが現実の世界で妄想よりもハードな状況を
進んでいく。その彼の憧れであり、彼を励ます女性シェリル・メルホフをコメディアンヌでもある
クリステン・ウィグが好演している。

まず、この映画の良い点は脇役の上手さにある。ショーン・ペン、シャーリー・マクレーン・、パットン・オズワルト、
アダム・スコットなど、個性派・実力派ぞろいである。
次に、絵が良い。「ピアノ・レッスン」のスチュアート・ドライバーグ。
さらに良いのは音楽。特にテーマ曲にもなっている「ステップ・アウト」をホセ・ゴンザレスが担当。
これは名曲である。下にYouTubeを貼っておくのでぜひ試聴あれ。

すべてが映画のセオリー通りに作られているのだが、そのことが与える安心感と感動に
改めて鉄則の大切さを実感する。全ての伏線はきれいに拾われていく。決して客を裏切らない。
多分これはこうなるだろうなぁ、やっぱりそうなったか、という思いが退屈さや陳腐さではなく
安心と感動につながる。どんでん返しはないが、メリハリはある。
妄想より現実の方がはるかに奇想天外で厳しく、しかも美しいということもきちんと表している。

予定調和的でありながら、決してリアリティを失わず、それでいてある意味ファンタジックでもある。
その意味で、典型的な「映画」といえる映画だと思う。
画像


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック