漂砂のうたう

木内昇 集英社文庫
2011年第144回直木賞受賞作

ちょっと前の作品だが、最近読んだので
感想など。
明治維新から10年後の根津遊廓を描いたもの。
武士を捨て客引きをする定九郎を通して
明治初年の古きものが廃れ、新しきものが生まれる
その混乱をうまい道具立てを使って描いている。

やや外連味が勝つというか、そんな感じもないではないが
しかし、プロらしい抑制は利いていて
充分面白く読める。

維新後の空気をよくここまで書けるものだと
感心もする。

登場人物は多くもなく、それぞれコントロールができていて
気持ちがいい。

この時代をこの舞台でここまで描けるのだから
相当の力量だと思う。
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