炎のランナー

1981年 英国 原題「Chariots of Fire」 監督ヒュー・ハドソン

夜、家族で見る。
バンゲリスの「タイトルズ」が心に沁みる。
当時のイギリスの様子や、世界の状況が分かっているともっと
よく理解できそうだが、一心不乱に走る青年の姿を見るだけでも
心打たれるものがある。
ユダヤ人であることに潜在的な差別を感じてしまうハロルドと
敬虔なキリスト教徒であり宣教師であるエリック。二人が何を求めて
走るのかをカメラは追いながら1924年のパリオリンピックを描いていく。

とくに大きな展開はない。しかし、安息日に走ることは神に背くことであり
王より神を選ぶエリックと、アマチュアリズムから離れていると非難されながらも
金メダルをとるハロルド(彼は優勝しても孤独であった)。この二人を中心に
青年が何のために走ったのかを丁寧に描いている。

1978年のハロルドの葬儀のシーンから始まるこの映画は
その後、有名なセントアンドルースを走る青年たちのシーンに変わっていき
最後には再びそのシーンとそしてハロルドの葬儀のシーンに戻っていく。
かつての仲間が「(ハロルドは)勝った」と述べるところで映画は閉じられる。

派手さはないが、心に響く佳作である。
スポーツを通して、国家とは、民族とは、宗教とは
そして、個人とは何かが描かれている。
画像



 

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この記事へのコメント

KK
2015年01月04日 23:27
さりげなく日本が悪役になってる映画ですね。

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