「バケモノの子」雑感

雨の影響で早く帰宅したので、
図書館回りをして、教科書の編集会議に出す
評論を探す。
そのあと、夕食後に「バケモノの子」を観る。
初日に行きたかったのだが野球応援でダメだった。
ならば、少し時間を置いて落ち着いてからと思っていた。

さて、細田守である。
今回の作品も、なんのエクスキューズがなくても
細田作品であるとすぐにわかる。なぜか。

彼が「時かけ」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」で
追いかけていたテーマがここにもあるからだろう。
にぎやかさは「サマーウォーズ」的だが、雰囲気は「おおかみ…」
に似ている。タッチは違うが。
そして、心に闇を抱えるというテーマも細田的である、
と同時になんとなく宮崎駿的という感じがないわけでもない。
スタッフの中に、ジブリ作品で活躍した人も何人もいて
どことなく底通するものがあるのかもしれない。

「千と千尋…」などとの類似をあげる人もいるが、
あながち否定できない部分もある。
声優陣の当て方などにもどことなくジブリ的な感じがないではない。

しかし、勿論ジブリではない。「ナルト」でもない。

親子の話である。親を失った子と、親のない境遇でそだちながら親になる男の話である。
母親はちょっとだけしか顔を出さない。
なぜ、こうもアニメの主人公は親がいなかったり、なくしたり、という境遇が多いのか。

参考文献に「白鯨」と中島敦の「悟浄出世」があげられている。
「白鯨」は作中でも扱われていたのでいいとして、
中島敦というのが実にいい。

話が飛んでしまった。
なぜ、細田作品はすぐにそれと知れるのか。
まだ、その結論は得ていない。
タッチか、内容か。しかし、そうしたものだけではなく
何かがある。その何かに惹かれるのだろう。
それをきちんと言語化するにはもう少し時間がかかりそうだ。
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック