「リタと大学教授」

1983 英国 監督ルイス・ギルバート 脚本ウィリー・ラッセル

今日は午前中病院にいって検査。その後家にもどって
映画「リタと大学教授」を観る。午後は出張で甲府西高。
上野原には行ってないので、部活には出てない。

さて「リタと大学教授」である。
この映画は、日本では公開されなかった。
ビデオは販売されたが、DVDは出てない。
なんということだろう。こんな名作を。
もともとはウィリー・ラッセルの舞台作品。
映画のスクリプトも彼がしている。

主演のマイケル・ケインとジュリーウォルターズは
オスカーにノミネートされた。受賞は逃したが、
英国アカデミー賞とゴールデングローブ賞では見事主演賞を
二人とも受賞している。

美容師のリタは市民講座で初めて大学の講義に触れる。
彼女は教養を求めていた。27歳の彼女は、夫から子どもを生むように
求められている。その夫は彼女が勉強することが我慢できないでいる。
一方、かつては有望若手詩人だったフランクは飲んだくれの大学教授となり
理事長に目をつけられている。
リタはフランクのもとで次第に教養と思考力を身につけ
成長していく。

イギリスの階層社会を背景とした
女性の変身譚は「マイ・フェア・レディ」を彷彿とする。
しかし、この話はハッピーエンドとはいえない。
リタが手に入れたものは彼女の望んだものなのか。
フランクがリタに見ていた魅力とは何だったのか。
リタと離婚した夫は身重の後妻と幸せそうに歩いている。
リタが憧れた教養あふれる同居人の女性は突然自殺未遂をする。

二人の関係が恋愛以前のところで寸止めされているの
切なくていい。

生まれの違い、教育のあるなし、劣等感、
ジェンダー…
さまざまな問題が、このコミカルな作品の中に詰め込まれている。
もっと多くの人に見てもらいたい秀作である。
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