「バッタを倒しにアフリカへ」雑感

前野ウルド浩太郎著

話題になった本を遅ればせながら読んでみた。
面白い。
ファーブルに憧れて昆虫学者を目指した少年が
ポスドクとなり、モーリタニアへ単身渡り
サバクトビバッタの大発生による被害から人類を守る
方法を研究するという話。

しかし、そこには研究者を目指すポスドクの過酷な生活、
異国でのなれない生活、研究資金がつきるという現実的な問題が
切々と語られる。

しかし、そうした様々な苦境を多くの人との結びつきで
なんとかクリアしていきながら次第に研究の環境が整っていく。
前野博士に常に愛情を持って励まし続けたババ所長。
彼からもらった「ウルド」の称号を胸に、どんな困難にも立ち向かい
ひょんな繋がりから活路が開けていく過程はノンフィクションなのに
ドラマか映画を観るような感動がある。事実、感動で何度も鳥肌がたった。

文体も大変「くだけていて」読みやすく、世俗的でさえある。
しかし、抑えるところは抑えていて読んでいて小気味よい。

新書を読んで元気になるという、なかなか味わえない体験をした。
なるほど売れたわけだ。
私の手にした本は7刷なのだが、初版から2か月しかたってないない。
前野博士の書いた論文は難しくて読めないかもしれないが
新書でその後のサバクトビバッタの研究状況を読んでみたい。つまり
続編がよみたい、と思うような内容であった。
画像




バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
光文社
前野ウルド浩太郎

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