増補 オオカミ少女はいなかった  鈴木光太郎

ちくま文庫  2015/5/8

今日は皆既月食、今ちょうどかけているところ
明日は高校の前期入試

さて本書は、題にもなっているオオカミ少女(アマラとカマラ)や
サブリミナル効果、
双子を巡る実験などのインチキを暴いていくというもの。

とはいえただ根拠なくデタラメと言いつのるのではなく
知見を元に、むしろ少し考えればおかしいと思うことに
なぜ我々が引っかかってしまうのかを
面白く解き明かしてくれる。

国語教師としては
「第3章 3色の虹?-言語・文化相対化説を巡る問題」
が耳に痛かった。
言語の種類によって虹の色は3色だったり7色だったり5色だったりすることで
我々の思考は使う言語によって規定されるという考えが
実はそんなことはないはずだと様々な実験結果から
解説する。?チンパンジーの色識別実験も行い、人間とほぼ同じであることを
示した上で、3色と言っているからといって本当に3色だと考えたり
それに思考が規定されるわけではないと筆者は言う。

ちょっと時間がほしいところ。
高校教科書にも
太陽の色や虹の色数、蝶と蛾の区別がない言語などを
取り上げて文化相対化論を展開する評論は載っているので
本当に鈴木氏の言うとおりなのかどうか考えたみたい。

全編通してなかなかスリリング
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