金子兜太氏 逝く

金子兜太氏が亡くなった。98才。

私は高校の国語教師なので1年に1回は俳句・短歌の授業をする。
教科書に載っている存命の俳人では一番長寿であったし
何よりもビッグネームであった。
加藤楸邨門下で「寒雷」同人。加藤楸邨は水原秋桜子についたが
飽き足らなくなって離れ「人間探求派」と呼ばれた。「寒雷」は多くの才能を
世に輩出している。
ちなみに楸邨が最初師事した秋桜子も師・高浜虚子に飽き足りず
「馬酔木」を興して「新興俳句運動」の発端となった。
金子の師も、またその師も革新的だった。そして金子自身も
社会性俳句運動、前衛俳句運動の中心人物と目された。

教科書には

銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく

彎曲し火傷し爆心地のマラソン

梅咲いて庭中に青鮫が来ている    

がよくとられる。

私は

遠い日向を妻が横切りわれ眠る

が好きである。
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この記事へのコメント

KK
2018年02月23日 09:27
あ、私の祖父のとなんとなく似てる。川柳の先生で地元紙の投稿欄の選者を何十年かやってました。

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