『リベラル・デモクラシーの現在』雑感

リベラル・デモクラシーの現在-「ネオリベラル」と「イリベラル」のはざまで』
樋口陽一
2019/12/20 岩波新書1817

目次
Ⅰ リベラル・デモクラシーの展開、そして現在 1945-1989-2019
Ⅱ 戦後民主主義をどう引き継ぐか-遺産の正と負
Ⅲ 「近代化モデル」としての日本-何が、どんな意味で

憲法学の第一人者、樋口陽一氏の最新著書。
わかりやすく、かつ深く、憲法を取り巻く今日的な
課題を書いている。
昨今の薄っぺらな言説とは違う、これこそが知性と知識に
裏付けされた言説なのだと感じさせる。読んでいるだけで
思考がすっきりとして心地よい。
Ⅰ部でリベラルデモクラシーを取り巻く世界的な現状分析
Ⅱ部で日高六郎を触媒にして戦後民主主義を振り返る
Ⅲ部で2012年の自民党憲法草案が持つ本当の問題点を指摘

ポピュリズムの新たな解釈を含む、正に「今・現在」が書かれている。
どこにも化石化した理論はない。瑞々しく生き生きとした内容と筆致。

私たちは隠蔽や改竄、粉飾といった稚拙で愚かしい態度しか示せない
者に対して同じレベルで対するのではなく圧倒的な知性と教養と良識を
持って対すべきなのであり、そのためにももっと学ばなければならない。
そういう気持ちにさせてくれる良書である。リベラルデモクラシーの現在.jpg

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