祥月命日

今日は息子の祥月命日だった。
家内と母と3人で墓参りをする。
24年前の今日はとてもいい天気だった。
陽光が眩しかった。
それ以来、毎年4月27日は晴れることが多く
雨が降った記憶はない。
家内と、息子が晴らしてくれているのだと
いつも言っているのだが、
今日も墓に着くと曇り空から日差しも見えて
同じことを思った。

24年前の日から私の中で止まったままのの部分がある。
と同時に少しずつ風化し、崩れ、動き出し
あるいは消えていった部分もあるように思う。
私はあの日から24歳年を取ったのだ。

先月行ったジアスの25周年記念公演の演目「風の送り」には
こうした私の思いが台詞の形をとって現れた部分が何か所もある。
物語とは関係なく私や息子に関わった人々にはわかるコードで
読み取れる台詞があるのだ。

ある教え子が、なぜ私が再び「風の送り」を選びそれを上演したのかと
書き始めるコメントをくれ、私がいつも悲しみと向かい合ってきたからだと思う
と書いてくれたのは芝居の劇評という以上の意味においてうれしかった。

また、ある知人が、あの話で唯一男性として登場する主人公の息子、
それも親より早死にする息子の存在が、この芝居のもう一つの通奏低音を
奏でている、と言ってくれたのもうれしかった。

父はもう少し生きてみる。
君が見ることのできなかったものを見て
それを伝えに行く時まで。

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