アレンジ

同じ曲でもアレンジが違えば印象は全く変わる
一つの曲は何万というアレンジの可能性を持っている
しかし、多くの場合、その中の一つかせいぜい二つが
人口に膾炙するわけだ
ところが、そのアレンジで流布した曲は
いつの間にかそのアレンジでないといけないような
一つの拘束性を持つに至る

一度定着したアレンジを変えて
それを聴く人に納得させるには
それなりの条件が必要だ

例えば、オリジナルを歌っている当人が歌っているなど。

つまり広く行き渡ったアレンジを変えて良い権利を持っている人は
そう多くはないとうことだ。
カバーも、していい人と悪い人が自ずから出てくる

これは良く考えると不思議なことだ

何万もある可能性の中からたった一つが選ばれ
それが定着するともうそのつながりをリセットすることは難しい
言葉の持つ恣意性にとても似ている

そう考えると今私達の耳入ってくる音楽は
とても幸運な曲達だと言える
もっといいアレンジはあったはずなのだ
ただ、どのアレンジよりも早くこの世に出た
そのことだけで、その一曲は永遠の命を得る場合もあるということだ

そしてこの法則は曲だけに限らない
様々なアレンジは多くの場合この法則に則っている
だとすれば、大切なのは
早さなのかもしれない
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