この森で、天使はバスを降りた/The Spitfire Grill

1996年アメリカ。サンダンス映画祭で観客賞を受賞した。
アメリカは広いという感じがする。
北部の町の佇まいは、我々が「アメリカ」と聞いて
すぐに思い浮かぶ風景とは少し違う。

まるで北海道を見るような感じで
あまりアメリカ臭くない。多分、アメリカの端々に
こんな田舎がたくさんあるんだろう。

邦題はどういう経緯でついたのかは知らないが
スピットファイアーグリルという原題では映画の雰囲気が
伝えられないと思ったのかもしれない。

主演のアリソン・エリオットの微妙な表情演技がいいのだが
やはりここは
エレン・バースティン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィル・パットン
の脇が良い味を出している。
特にエレン・バーティンとマーシャ・ゲイ・ハーディンは秀逸だ。
「タイタンズを忘れない」でいい人をやっていた
ウィル・パットンもこの映画の方がずっと存在感も演技力も試されている。

何か、もう一つ踏み込めていない気もするのだが
あるいは、もっと絞り込んでもいい気がするのだが
でも、雰囲気は嫌いではない。

サンダンス映画祭が冬に行われるから、きっとこの映画は
良く見えたと思う。

戦争(二次大戦とベトナム)、虐待、殺人、田舎の閉鎖性…
少し詰め込み過ぎで消化不良な感じがないわけではないが
でも、よく描いていると思う。

それと、脈絡はないのだが、なんとなくジブリっぽいと思った。
子ども向けではないし、話も暗いし、悲惨だが
(そして私自身、どこに共通性を感じているのか不明なのだが)
なんとなくそう思った。この話は何かの工夫があれば
ジブリでできるなぁと思った。なぜかは、本当に分からないが。
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