テーマ:マンガ論

萩尾望都 SF原画展 in 甲府

今日はoffだったので県立美術館に 「萩尾望都 SF原画展」を観に行く。 2016年に吉祥寺美術館から始まり新潟や神戸など 多くの地を巡って甲府に来た展覧会だ。 萩尾望都は十代の後半に傾倒し 読みふけった。もう40年前のことだ。 当時高校生だった私の弟が 出たばかりの小豆色の萩尾望都全集を買っていて 貸してもらって読…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『マンガにおける時間の流れ~コマのレイヤー性と擬音の働き~』

1年の探究科で 『マンガにおける時間の流れ〜コマのレイヤー性と擬音の働き〜』 という飛び込みの授業をする。 ナウシカのマンガ/絵コンテ/アニメ/フィルムコミックの それぞれ同じ箇所を比べ、マンガが極端にコマ数が少ないのだが 流れる時間にどんなさを感じるかから問い始め マンガに流れる時間とは …
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

中間発表終わる

オリンピックの開会式とともに目覚め 日本選手団の入場を見届け 東京に向かう 13時30分に会場につく。一番乗り?だった 発表は修士が発表10分質疑応答10分の計20分 博士は発表30分の質疑10分の計40分だった。 内訳を聞いて折らず、発表は20分なのかとずっと思っていた。 だからPowerPointも20分で…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『ナウシカ』まだ生まれず

難産は続く。 それにしても つくづく自分の性格の ダメさ加減がいやになる。 はったりはかませても 中身を地道に積み上げるという ことができない。というより そういう知識も才覚もない。 気分でしか動いてない。 何かを掴めている気はするのに かすっている気はするのに 手には残っていない。 『ナウシカ』で皇弟が…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ナウシカ』リハーサル

今日『ナウシカ』の中間発表のリハーサルを スクリーンを使って本番に近い状況で行う。 20分の発表のところ28分もかかり コンセプト自体を根本から考え直すことにした。 あと3日。間に合うだろうか。 頑張るしかない。
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ナウシカ』難産続く

今週の土曜日が博論の中間発表なのだが 以前としてウンウン唸っているだけで 産み落とせていない。 PowerPointのスライドは100枚を越してしまった。 これでは到底時間内には終わらない。 取捨しなくてはならないのだが それ以前に 着地点が見えてこない いや、在ることはあるのだが 自信がない。おまけに力もない…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

中間発表

7月28日に博論の中間発表がある。 3月に博論の計画書を出して以来 職場復帰があったりで なかなか時間が取れないまま 経過してきたが 残り2週間を切り、どこまでまとめきれるか この3連休はPowerPointとにらめっこである 論文の題名は 「マンガ版『風の谷のナウシカ』における生成論的研究 -コミックス成立時にお…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

アニメーション学入門/津堅信之

アニメーションを研究したいと志す人の 入門書としては、差し当たり今一番いい本だと思う。 アニメーションとは何か、ということから 分類や歴史など基礎的なことがとてもコンパクトに まとめられている。 何より津堅氏の、アニメーション「学」をなんとか 成立させたいという志が伝わってくる。 マンガ・アニメを学として成立させる。 単…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

バーナード・エヴスリン「ギリシア神話小事典」の中のナウシカ

宮崎駿はエヴスリンの「ギリシア神話小事典」の中の「ナウシカ」の 記述に惹かれて、その人物像のヒントを得たわけだが その記述について少し紹介したい。 オデュッセウスの本編でさほど特筆されている感じもしない ナウシカだが、エヴスリンの個人的な好みということもあって 持ち上げられている部分はあるのだろう。その熱意が 宮崎駿をさ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

謎のマンガ家・酒井七馬伝/中野晴行

このGWは、手塚治虫に関係のあった人達の 伝記を読もうと思っていて その一冊目は中野晴行氏の「謎のマンガ家・酒井七馬伝」 である。 補増改訂版が出ているようなのだが 2007年のオリジナル版で読む。 面白かった。 酒井七馬と言えば手塚と二人で「新寶島」を この世に送った人だが 晩年は淋しく、コーラだけ飲んで餓死した…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

コミックボックス 33冊まとめ買い

コミックボックスの85年9月号(通巻20号)から 92年10月号(93号)までの中から33冊、 まとめ買いした。 資料のためだが、 27年前の雑誌を読むのは それなりに面白い。 なぜかというに、 今では既に 決着やら、 結果やら、 評価やら 存在の有無まで 決まった事柄を 当時の 若さと 勢いと 瑞々しさ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アニメージュ増刊「風の谷のナウシカ 総集編」1 の広告文言

アニメージュコミックスワイド版「風の谷のナウシカ」第一巻が発売される前に 売られていた「アニメージュ増刊 風の谷のナウシカ 1」の広告。 まずは82年9月号のアニメージュから 少女は滅びゆく人類の救世主となるのか… アニメの鬼才 宮崎駿の繰りひろげる 壮大なヒロイック・ファンタジー アニメージュ増刊 風の谷のナウ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「宮崎駿/ナウシカ的世界へ」 赤坂憲雄

小学館の『本の窓』2003年1月号から2004年3・4月合併号まで連載された。 全13回。 第1回「ナウシカ体験から」 第2回「はじまりの風景」 第3回「旅立ちのとき」 第4回「風の谷」 第5回「蟲めずる姫」 第6回「母とはだれか」 第7回「境を越える」 第8回「火の発見」 第9回「文字と歴史」 第10回「犠牲と贖…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

「王と天皇」 赤坂憲雄

『ナウシカ』を考える上で 重要な評論が何本かある。 赤坂憲雄が30代半ばでモノした この「王と天皇」は、 まるで取り憑かれたかのような 前のめりの勢いと 才走った切れ味のようなものが 渾然一体となった名著である。 読んでいるとワクワクというか ヒヤヒヤするような冴えがある。 この本の最終章の最後の4頁は 『風の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マンガ研究vol.18

日本マンガ学会の研究紀要である「マンガ研究」の第18号が届く。 この号に、私の拙文も載っているのだが、 なんと 学習院大学大学院身体表象文化学専攻博士課程後期の人の論文が 私を含めて3人掲載されている。夏目ゼミの博士課程後期全員である。 まず一つめはD1・三輪健太朗さんの『「映画的手法」から「映画的様式」へ -マンガとP…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「究極の、そして最も幸福なアマチュア」

阿部幸弘氏による1997年の評論。(ユリイカ・臨時増刊 「宮崎駿の世界」青土社 1997.8) 副題は「マンガ家としての宮崎駿」。 早い段階でマンガ版『ナウシカ』について表現論的な立場で書かれた論である。 と同時に副題にあるとおりマンガ家としての宮崎の在り方ちついてふれた貴重な論でもある。 まず氏は冒頭、メーヴェの滑走するシ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

宮崎駿マンガ論-「風の谷のナウシカ」精読(1)

小山昌宏氏による2009.6に刊行された評論。 目次は以下の通り。 序 宮崎アニメから宮崎マンガへ-なぜ宮崎駿マンガ論なのか 一 「風の谷のナウシカ」-物語の系譜 マンガとニアメの相違点 二 「風の谷のナウシカ」-包囲と色彩の地政学 三 「風の谷のナウシカ」-語りの水準とマンガ表現 四 「風の谷のナウシカ」-生命の起…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

宮崎駿の時代1941-2008(2)

今回は 第十四講義 地平線にはけっしてたどり着けない-マンガ版「ナウシカ」読解その2 についてまとめてみる。 前回の「その1」が表現論的なアプローチだったのに対して物語の内容についてのアプローチである。 基本的には「宮崎駿の仕事1979-2004」の「漫画ナウシカ読解」は同じスタンスである。 構造を「重層的」と捉えて …
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

宮崎駿の時代1941-2008(1)

久美先生の宮崎駿に関する評論。 2008年10月刊行。 この本は講義録という体裁を取っている。 もっともそれは架空のものである。 菊地成孔/大谷能生の「アフロ・ディズニー」を想起させる趣向だ。註の入り方なども似ている。 さて目次を見てみる。 講義初日 オリエンテーション 第二講義 アニメーションは百歳になった-技術…
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

宮崎駿の仕事1979-2004

久美薫先生の2004.11に刊行された評論。 先生には「宮崎駿の時代1941-2008」もあるが、そちらは後日紹介したい。 「宮崎駿の仕事1979-2004」は 第1章「ルパン三世/カリオストロの城」に潜ってみよう 第2章「風の谷のナウシカ」の胸が大きい理由は 第3章「天空の城ラピュタ」とアニメ・ポルノグラフィー 第…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

マンガと「戦争」

1997年12月に刊行された夏目房之介先生の講談社現代新書。 マンガに描かれた「戦争」を辿ることで 戦後マンガを俯瞰した評論である。 扱われているのは 手塚治虫「幽霊男」「来るべき世界」 ちばてつや「紫電改のタカ」 水木しげるの貸本戦記マンガ 小沢さとる「サブマリン707」 白土三平「カムイ伝」 滝田ゆう「銃後…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

ナウシカ読解-ユートピアの臨界-

1996年3月に発刊された稲葉振一郎氏の評論。 私がこれを読んだのは、1999年2月だった。 当時勤めていた甲府西高校で 『パネルディスカッション「風の谷のナウシカ」を読む』という 企画を思い立ち、西高の7人の先生をパネリストにして 各分野からマンガ版「ナウシカ」について語ってもらった時に 基礎資料の一つとして読んだのが…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

「アナーキー・国家・ユートピア」

さて今日はノージックである。 東浩紀の「一般意志2.0」はローティについでノージックも取り上げており この二人には共通点があり、それは彼の唱える「一般意志2.0 」に繋がるところがある と述べていた。かなり大胆な発想だが、そこもスリリングで面白い(と言えば面白い)。 ノージックの「アナーキー・国家・ユートピア」はロールズの「…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

オーマの放つ「毒の光」/宮崎駿の原作ずらし法

マンガ版「風の谷のナウシカ」の中で オーマのが放っている「毒の光」の正体は何だろう。 言葉としてなら、例えば〈放射能〉を例えたもの、という言い方はできるかもしれない。 ただし、絵柄としてはそういったものではない可能性もある。 こうしたずらし方は結構他にもあるように思う。 「On Your Mark」で〈流行の風邪〉…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

宮崎駿とニヒリズム

宮崎駿はいつからニヒリズムについて語っていただろう。 もうだいぶ前からなのだが それがいつ頃かなのかは、 ある程度確定できるか? 宮崎駿については母親との関係で語られることが多いが 今度の作品(〈最後の作品〉、とまた言われている)では 父親について描かれるようだ。 岩波新書の「本のとびら」155頁に 〈父が死んで何年…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

メーヴェとは

加えるのではなく 滑りゆくもの 変化させずに 透過するもの ヘレン・バンナーマン ベルクソン ドゥルーズ ジジェク 「ミステリアスピカソ」と それについて書いたバザンの文章 とかしバター
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

没後150年 歌川国芳展 雑感

六本木の森美術館で「歌川国芳展」を見る。 天才である。 画力も凄いが、モノを見る目が凄いのだろう。 お気に入りは 「清盛入道布引滝遊覧悪源太義平霊討難波次郎」 この絵を見ると国芳は現代の人でタイムマシンで 幕末にいったのではないかと思ってしまう。 どう見ても現代の絵だ。色もデザインも線も。 というか江戸時代のセンスは…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

伝説の劇画家 植木金矢展

東大の近くの弥生美術館に 「伝説の劇画家 植木金矢展-痛快!僕たちのチャンバラ時代活劇-」 を見に行く。 植木先生はご健在でまだペンを執っていらっしゃる。 凄いことだ。90歳を越えてまだまだ現役なのである。 弥生美術館は竹下夢二美術館と併設で とても趣きのある、感じのいい美術館である。 植木先生は挿絵画家から絵物語…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

「ナウシカ」と「孔子暗黒伝」

宮崎駿と諸星大二郎の関係。 以前より指摘のあることだが興味深い。 「風の谷のナウシカ」を諸星に描いてほしかったと 宮崎が考えていたという話があるが〈註〉、 宮崎が諸星の何に惹かれて「ナウシカ」を描いてほしいと思ったのかは 知りたい所だ。 実際、「孔子暗黒伝」の中の描写とマンガ「ナウシカ」の描写には 似た部分が何カ所か見られ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

久美薫先生の講義-アニメと商品化権-

今日の夏目ゼミは 「宮崎駿の仕事」や「宮崎駿の時代」の著者である 久美薫先生を迎えて講義を受けた。 内容は「アニメと商品化権」 とても刺激的で面白い話だった。 商品化権とは何かというお話しから 日本のアニメーションでどのように商品化権が 発見され(!)行使されるようになっていったかを 歴史的に分かりやすく説明してくだ…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more