テーマ:読書

下り坂をそろそろと下る

3冊本を読んだ。 いずれも、今の日本社会が右肩下がりになって、今後様々な意味で衰退して行かざるを得ない状況で、どうしたら良いかについてヒントを与えてくれる。 『縮小ニッポンの衝撃』NHKスペシャル取材班  講談社現代新書 (2017.7.19) これから50年で人口が3900万人減少する日本。今まで当たり前だと思っていた…
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『秋田實の笑いの変遷』

藤田富美恵 著  / 2017.9.10 / 中央公論新社 戦前・戦中・戦後、漫才作家として活躍した秋田實氏の 生涯を娘である藤田氏が書いた評伝。 とても興味深く、また面白く2日で読んでしまう。 秋田氏が単なる漫才作家ではなく、「笑い」を 生涯探求し続けた稀有の存在だったことがよく分かる。 旧制大坂高校から東…
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ひとびとの跫音

司馬遼太郎の有名な長編は読んだことがない。 しかし、彼の話し方が好きで 車で良く講演の録音を聞く。 司馬遼太郎の「ひとびとの跫音」を読んだ。 これは良い小説だと思う。 他を読んだことがないのに たぶん司馬の一番の作品であろうと思う。 ほとんど市井の人とも言うべき正岡忠三郎氏と タカジという風変わりな革命家を淡々と…
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上高演劇部 県大会への道16 そろわない

今日から部活は18時00分終了となった。本校は11月から18時完全下校となる。 他校からみると早い終わりなのだが、昔からそうだったらしい。 しかし、それでは全然活動にならないので特別許可を取って 18時30分で上がることにした。 県予選が終わってから、一度も全員が定時に集まって稽古をしていない。 6日間休んでいた1年生がい…
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「バッタを倒しにアフリカへ」雑感

前野ウルド浩太郎著 話題になった本を遅ればせながら読んでみた。 面白い。 ファーブルに憧れて昆虫学者を目指した少年が ポスドクとなり、モーリタニアへ単身渡り サバクトビバッタの大発生による被害から人類を守る 方法を研究するという話。 しかし、そこには研究者を目指すポスドクの過酷な生活、 異国でのなれない生活、研究…
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ウタ・ハーゲン「”役を生きる”演技レッスン」

今日も部活なし。 ウタ・ハーゲンの「”役を生きる”演技レッスン」と 大津透の「天皇の歴史”神話から歴史へ”」を読んで過ごす。 夕方、家の中の蛍光灯をLEDに換えるため買い物に行き ついでにジーンズを2本買う。家内曰く「恥ずかしいから買い換えて」とのことらしい。 さて、ウタ・ハーゲンである。 シカ・マッケンジーの訳が巧みな…
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日本会議の研究

日本会議の研究 菅野完 扶桑社新書 2016 第10回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 草の根民主主義部門 奨励賞 10刷を記録したそうだが、私は公立図書館にあった3刷を読んだ。 章立が上手で飽きずに最後まで読める。 内容の信憑性などはわからないが、文章は抑制的で読みやすい。 読んでいくにしたがって核心部分に近づ…
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最近読んだ本

今日は、模試があって部活はoff。 模試監督をしていた。 最近読んだ本を紹介。 1 台湾とは何か (ちくま新書) /野嶋 剛   とても面白かった。台湾を知ることは中国を、そして沖縄を、日本を知ることだと   わかった。さらにここに来てトランプ大統領就任。お勧めの一冊。 2 通貨の日本史 - 無文銀銭…
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〈文化〉を捉え直す――カルチュラル・セキュリティの発想 雑感

2015.11.20 渡辺靖 岩波新書 評判の本だと後から知った。 上高の図書館にあったので偶然借りて読んだ。 かなり刺激的な本であった。 読みながら、一読では捉えきれないので 3・4回読みたいと思った。 まず「カルチュラル・セキュリティ」という概念が興味深い。 貧困や差別を乗り越えるために、物質的な整備だけで…
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「ジャーナリストという仕事」雑感

「ジャーナリストという仕事」/斎藤貴男/岩波ジュニア新書/2016.1 フリージャーナリストの斎藤氏が中高生に向けて書いた本である。 ただし、大人も読むべき本である、ということはすぐにわかる。 氏も中高生に向けて書いてはいるが、決して手加減してない。 大人こそが読む本であると思う。 氏がどのようにジャーナリストとして現…
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濃霧・顧問会議・図書館

朝はすごい霧だった。 車のライトもスモールでは見えないほど。 今日は、顧問会議があったので午後は甲府に移動。 来年度の予定などについて。 古株の顧問の先生が退職する。昨年は一人。今年は二人。 山梨の高校演劇がまだまだ発展途上だったころの記憶が 消えていく。記録にとどめる必要があったと思う。いや、 今からでも遅くないか。…
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幕が上がる 雑感2

小説としてよくできていると思うのは ストーリーの進展と劇中劇の進化がリンクしているところ。 特に、部員の精神的支柱であった若き顧問・吉岡が 自分の夢のために離れていくところ、 演出の高橋が、母や老国語教師・滝田などとの関係性 に気づいていくあたりがよい。 かつて「高校生らしさ」というあやふやなモノを審査基準にされ 違和…
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幕が上がる  雑感1

平田オリザ 講談社  2012.11.7 平田オリザの高校演劇を題材にした小説。 今月、監督・本広克之/脚本・喜安浩平/出演 ももいろクローバーZ・黒木華・ムロツヨシ・志賀廣太郎 で映画化される。 平田がワークショップや高校演劇の審査員などをした経験などを もとに、リアルな高校演劇の世界を描いたもので累計10万部も売れ…
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本を薦める

これから大学に進む人に 入学式までの間、こんな本を読んではいかが と、薦めることがある。 どんな本を推薦するかによって 私自身が今なにを問題にしているかが分かって楽しい。 大学生になる前に どんな本を読んだらその人にとってプラスになるか を考えるのはなかなか面白い。 推薦する本は、新しいものもあれば 十年く…
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ライトノベルから見た少女/少年小説史

大橋崇行 2014.10 笠間書院 今日は1日家にいた。昨日の雪が凍ったためか 中央道で17台の絡む事故があって、勤務日でなくて 良かったと思う。課外や部活だったら、危なかった。 さて、大橋崇行氏の 「ライトノベルから見た少女/少年小説史 -現代日本の物語文化を見直すために-」である。 私はライト…
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絶望の国の幸福な若者たち

古市憲寿  講談社  2011.9.5 前に原田曜平の「さとり世代」を取り上げたので バランスを取る意味で。 古市氏は原田氏には相当辛口。 さて、この本はもう4年近く前に出版されたものだが 当時から評価の高いものだったように思う。 読むのは今回はじめてだが、目配りの広さや 砕けた筆致の裏にある周到さに 非常に頭が…
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無人島に持っていく一冊

昔、もうだ~いぶ昔 ある学校に赴任したら、新任の教員に 図書委員からのアンケートがあって、 「無人島に持っていくとしてらどんな本?」 という質問を受けた。 その時の答えは「スラムダンク」だった。 図書室にいた年の女の先生は スラムダンクが何か分からないまま買ってくれた。 というわけでその高校の図書室にマンガが31巻突然現…
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「世界が土曜の夜の夢なら」と「さとり世代」

仕事の関係で二冊同時に読んでいる。 「世界が土曜の夜の夢なら~ヤンキーと精神分析~」斉藤環(角川書店) 「さとり世代~盗んだバイクで走り出さない若者たち~」原田曜平(角川onedテーマ21) どちらも最新の本ではないが、話題になったものである。 速読で読み切り、この仕事にケリをつけなくては。 今月はいろいろと原稿の…
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横山光輝「史記」全15巻

今日は天気が良かったので、午前中は車にワックスをかけたり 庭の手入れなどをした。 午後からは、横山光輝の「史記」を読み始める。 夕方までに5巻まで読む。 横山光輝は間違いない戦後マンガの巨匠の一人であるが どういうわけか彼の作品や彼のマンガ家としてのあり方に対しての 研究や評価が少ない。 手塚治虫に見いだされ、『少年』…
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漂砂のうたう

木内昇 集英社文庫 2011年第144回直木賞受賞作 ちょっと前の作品だが、最近読んだので 感想など。 明治維新から10年後の根津遊廓を描いたもの。 武士を捨て客引きをする定九郎を通して 明治初年の古きものが廃れ、新しきものが生まれる その混乱をうまい道具立てを使って描いている。 やや外連味が勝つというか、そんな…
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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。/出雲充

2012.12.18  ダイヤモンド社  1575円 もう1年以上前の本だが、未だに売れているようだ。 『東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦』1というのが副題。 読み物として、とても面白い。展開も早く、サクサク読める。 自己分析が面白い。また、他者を褒めるのもうまい。 この本には筆者が天才だと思った人間…
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アンネ・フランク関連の本が破られていることについて

東京都内の公立図書館で288冊におよぶ アンネ・フランクに関連する本が破られている。 なぜアンネ・フランクに関する本なのかということは 様々なレベルで考えられ、気にもなる。 そして、この事件の持っている 曰く言い難い気持ち悪さのようなものを感じずにはいられない。 被害の及んでいる範囲やその冊数の多さから見て 子ども…
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あらすじで読むシェイクスピア全作品/河合祥一郎

祥伝社新書 2013.12.10 /840円 あらすじで読む…的な本はつとめて避けてきたのだが さすがにこれからシェイクスピアを全て精読することは 不可能だと思い、手に取った。 若い頃に四大悲劇とか「ロミオとジュリエット」「夏の夜の夢」「リチャード三世」などを 散発的に読んだだけなので、全部を俯瞰するような本があれば読ん…
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好きなのにはワケがある-宮崎アニメと思春期のこころ-/岩宮恵子

2013.12.10 ちくまプリマー新書 780円 岩宮氏は、私とほぼ同年代であろうと思う。 「トリトン」の最終話にまつわる個人的な感慨から描き始め その後、宮崎駿監督の作品に触れながら 思春期の心の在り方や、その周りにいる大人の在り方などについて 述べていく。 思春期相談室をされているそうで 現場でのリアルな話や、…
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歌舞伎 家と血と藝/中川右介

2013.8.30  講談社現代新書 本文だけで430ページをこえる大著。 しかし、面白い。読み応えがある。 歌舞伎に詳しいわけでもないし、ひいきの役者がいるわけでもない。 というか生で見たことも数えるしかない。 だから、この本に登場する名跡も知らないものが数多くある。 しかし。そんな私でも、ぞくぞくするような感じで読める。…
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白球 夢を追う-みやぎ・野球人の軌跡/高橋義夫 五十嵐直治

河北新報出版センター 2012.10.29  1050円 この本には宮崎県ゆかりの野球人が数多く紹介されている。 章立ては 第1章 大リーグ 第2章 プロ野球 第3章 仙台六大学リーグ 第4章 東京六大学リーグ 第5章 高校野球選手編 第6章 高校野球指導者編 第7章 社会人野球編 となっている。 実は…
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山口百恵→AKB48 ア・イ・ド・ル論/北川昌弘とゆかいな仲間たち

2013.8.24 宝島社新書 この本が面白いのは、速水健朗の「1995」などにもつながる 現代文明論になっている部分。とくにテレビの衰退現象を アイドルという観点から見ている点だ。 第1章 アイドルの誕生とアイドルの定義      …スタ誕など 第2章 80年代アイドル黄金期      …花の82年組など 第…
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「マンガと映画-コマと時間の理論」 /三輪健太朗

NTT出版  2014.1.23   4410円 夏目ゼミの三輪さんの初単行本「マンガと映画」がAmazonから届く。 帯に「マンガと映画は同時代文化である  -これはマンガと映画に関する、現在もっとも刺激的な宣言だ  夏目房之介」 「ガチな理論と柔軟な感性の衝突が生んだマンガ批評の超新星! 中条省平」とある。 マンガ…
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