テーマ:読書

『宗教図像学入門~十字架、神殿から仏像、怪獣まで』雑感

中村圭志、中公新書2668、2021.10.25 ・・・諸宗教のシンボルや図像、空間的な表象を横断的に眺めて 古典的な宗教の世界観をまた違った角度から紹介することを狙いとしている・・ これが筆者による執筆意図の表明であるが 図版を多用して、どの宗教に偏ることなく、広範な展開がされていて 大変面白い。 付録の「成り立ち…
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「神話でたどる日本の神々」雑感

平藤喜久子 ちくまプリマ―新書 2021/11/10 中高生向きの新書だと思うが大人でも 楽しく読める。 神話に登場する日本の神々と それを祭っている全国の神社などを 紹介していく。 上大岡トメ氏のイラストもよい。
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「最強脳」雑感

アンデシュ・ハンセン 久山葉子:訳 2021.11.20 新潮社新書930 小中学生用に書かれたもの(だと思う)。 役者あとがきをみるとスウェーデンでは希望した学校に 無料配布されておりこれまでに11万6千人の手に渡っている本らしい。 自己肯定感を上げ、集中力を増し、発想を豊かにし、 記憶力を高めるためには「運動するこ…
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「教養としての写真全史」 雑感

島原 学 筑摩選書 2021.10.15 398ページの大部であるが 非常に面白かった。あっという間に読めた。 題名通り、写真に関わる基本的な事(それ以上も含め)は これを読むことでほぼ網羅的に整理・理解することができる。 以下に目次を載せておく。充実した内容が窺い知れると思う。 はじめに 第1部 写真文化の基盤…
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「産業革命史」雑感

「産業革命史~イノベーションに見る国際秩序の変遷」 郭四志 ちくま新書 1609 2021.10.10 興味深く読み終える。400ページ近い分厚い新書だが あっという間に読み切った。 副題にある通り、イノベーション(産業革命)が起こるたびに 起こったヘゲモニー国家の変遷を追っている。 第1次での英国、第2次での米国、…
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「ヒトラー -虚像の独裁者」感想

柴健介 2021.917 岩波新書 とても読み応えのある360頁だった。 ヒトラーの誕生から死、そして死後まで 丁寧な検証と分析で「虚像の独裁者」の プロフィールを描ている。 父との確執、兵役忌避、貧困生活 軍での立ち回り、ユダヤ人との関係 など、われわれが知っていたり、あるいは 思い込んでいるヒトラー像とは…
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「ディズニーとチャップリン ~エンタメビジネスを生んだ巨人」雑感

2021/6/15 大野裕之 光文社新書1139 990円 面白かった。 二人の間の師弟関係ともいえる蜜月と 第二次世界大戦をきっかけとした離反。 幼い頃、チャンプリンに憧れ物まね大会で優勝したウォルトが、 レッド・パージを行うまでの変遷と チャップリンが左翼的だとしてアメリカを放逐されてしまうまで経緯。 二人は認…
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「現代語訳 論語と算盤」雑感 

2010.2 渋沢栄一 守屋 淳(訳) ちくま新書827 ブームに乗ったわけではないが、渋沢の「論語と算盤」の 現代語訳を読んでみた。 訳は確かに卑近でわかりやすい雰囲気。 その分格調は乏しい。 渋沢は日本資本主義の父と呼ばれる偉人だが 論語に道徳観(倫理観)を求め続けて 経済活動をした。このことは確かに特筆すべき…
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「紫外線の社会史~見えざる光が照らす日本」雑感

金凡性 2020.5 岩波新書1835 紫外線が世の中にどう受け止められてきたかの 百年にわたる社会史。 紫外線ブームが起こり人口太陽としての紫外線ランプが登場。 くる病予防の効果が認められ、ビタミンDとの関連もあって 紫外線=いい物という時代があった。しかし、オゾン層破壊の 現実を迎え、紫外線は皮膚がんの現況で日焼けは…
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「フランス現代思想史~構造主義からデリダ以後へ~」

岡本裕一朗 中公新書 2015.1.15 今日は、部活OFF。 完全休養日だったが 久しぶりに休日病の偏頭痛が出て夕方まで寝込む。 雨だったのでタイヤ交換や庭のこともできなかったし 仕方ないかと諦める。 さて「フランス現代思想史~構造主義からデリダ以後へ~」であるが 既に6年前の本である。 これが出版された時から…
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「生きて帰ってきた男」雑感

小熊英二 2015.6.19  岩波新書1549 副題は「ある日本兵の戦争と戦後」 第14回小林秀雄賞受賞 面白いと思ってあっという間に読み終える。 面白いというのはとても興味深いということでもあり また新鮮で発見もある。 しかし、ここに書かれている小熊謙二という人物は 特別な傑物ではないし、成功者というわけでもない。…
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『ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観』雑感

2012.3.10 ダニエル・L・エヴェレット  屋代通子 訳  みすず書房 アマゾンの奥地に住む400人ほどのピダハンの人々に キリスト教の布教を試み、挫折し、 無神論者になり、さらに言語学者としてチョムスキーに たてついたダニエルのドキュメンタリー。 発表当時、ピダハンのユニークさと ダニエルのドラマチック…
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『リベラル・デモクラシーの現在』雑感

リベラル・デモクラシーの現在-「ネオリベラル」と「イリベラル」のはざまで』 樋口陽一 2019/12/20 岩波新書1817 目次 Ⅰ リベラル・デモクラシーの展開、そして現在 1945-1989-2019 Ⅱ 戦後民主主義をどう引き継ぐか-遺産の正と負 Ⅲ 「近代化モデル」としての日本-何が、どんな意味で 憲法学…
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「オリジン・ストーリー 138億年全史」雑感

オリジン・ストーリー 138億年全史 デイヴィッド・クリスチャン(柴田裕之 訳) 2019.11.15 筑摩書房 ネタバレあり 注意! 評判の本なので読んでみた。なるほど面白い。読み応えたっぷりだ。 我々人類のオリジンストーリーをビッグバンからの138億年の歴史として 語っている。それは、エネルギーの話、エントロピ…
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一高演劇部 学園祭公演への道65 反省会そして引退

今日は先週土曜日の代休でお休み。 演劇部は学園祭公演の反省会と3年の引退式。 9時から上演ビデオを見る。 その後、一人ずつコメント。 出席者はお手伝いの舞台、音響、照明の3人と 演劇部の1年3人、2年1人、3年3人の10人。 お手伝いの役者は通院で欠席。 全体的にできは公開リハより良かったので 前向きな感想が多か…
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大学の誕生〈上〉帝国大学の時代 /〈下〉大学への挑戦

天野 郁夫 中央公論新社 上 (2009/5/1) 下 (2009/6/1) 大著である。2月から上下巻とも手元に置き 上巻から読んでいたが、途中から下巻も平行して読んだ。 暇を見つけて読み進み、4ヶ月かけて読了。 しかし、何度も読まないと整理できないと思うし 何度も読みたくなる名著である。 明治から大正にかけ…
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舞台美術1986-2018/島 次郎

朝日新聞出版 2019.3.30 3000円+税 紀伊國屋から 『舞台美術1986-2018/島 次郎』が届く。 流山児祥、竹内銃一郎、松本修、岩松了、松田正隆、鐘下辰男、 松尾スズキ、ケラリーノ・サンドロヴィッチなどの舞台美術を手がけてきた 島次郎の舞台写真集。 実際に見た舞台がいくつかあって感慨深い(大人計画や…
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ユーラシア動物紀行  増田隆一

岩波新書 2019/1/22 動物地理学という学問分野がある。 筆者はその第一人者。 最近ではDNAを調べて ある動物がどのように広がっていったか 単に直線的にではなく 分派したモノがまたどこかであって 関係性をもったりと複雑でもあるらしい。 動物紀行とあるように フィンランドからロシア西部、そして極東まで…
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旧制高校物語  秦郁彦

秦郁彦  文春新書355  2003/12/20 もう16年前の本だが旧制高校について知りたくて読んだ。 実のところ、旧制高校に限らず、 旧制の中学や女学校、師範学校などで 演劇はどのように行われていたかを知りたいのだが なかなかいい資料にぶつからない。 ともあれ、本書は「旧制高校」を知る上では良い本だと思う。 若…
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学習院  浅見雅男

浅見雅男 2015.2.20 文春新書  腰痛もあって外にも出られないので読む。 学習院の変遷をたどりながら 一般的にもたれているイメージと実際を追う。 やや読み物的な風情ではあるが 多くの関係者の伝記や当時の雑誌・新聞の記事などに 当たりながらまとめてある。 書き出しは非華族であった東条英機が中退したのはなぜかか…
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超AI時代の生存戦略 雑感

落合陽一 大和書房 2017/3/25 2017年以降を予見しながら書かれている本なので 2年後の今読むのは時機を逸しているのかもしれない。 それでも、シンギュラリティまではまだあるので 時期的な有意性は失われていないだろう。 穏当で、むしろ特に扇動的だったりはしない。 やや肩すかしをくらった感を覚えたほどだ。 淡…
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受験学力 雑感

和田秀樹  集英社新書   2017/03/22 少し古くなったが 2020年からセンター試験に代わって登場する 新テストに対する批判が述べられている。 新テストが採用する集団面接や小論文などは 都市部の中高一貫6年制学校に有利で また、親の学校歴(学歴)に応じて格差の出る状況が 一層進行する可能性があること。 …
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試験に出る哲学 雑感

斎藤哲也 2018.9.30 NHK出版新書 センター試験の倫理の問題をとっかかりに 西洋思想を概括的に捉えようという本。 センターの問題は解かなかったが 哲学の流れをタレスからヴィトゲンシュタインまで 眺められるのはなかなかいい。 高校生よりもそれ以上の年齢の人が 復習するのに便利。 イラストもいい。
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一高演劇部 関東大会への道25 スケジュール確認

今日は役者は全員揃った。 スタッフは5人中3人。計7人。 4場の小返し。7場の小返し。 乗ってきている。 半年やってきて、役者の裁量度が 上がってきている。 簡単にいうと自由度が上がり 楽しくなって来ている。 ここまで芝居をやり続けられたことの 幸運を感謝せねば・・・ 関東大会、その前の壮行公演までの …
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一高演劇部 関東大会への道24 7場小返し

今日は、昨日に引き続き2年女子の役者が欠席で 稽古のできる場が限られた。 毎日新聞の2回目の取材が入る。 部長・副部長へのインタビューと 稽古風景の撮影。 その後、昨日抜き稽古した7場を見せてもらう。 少ししゃべる。演出については極力口を挟まないできたが ここに来てそんなにしゃっちこばらなくても 自由に語れる雰囲気に…
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「読書の価値」と「理科系の読書術」

「読書の価値」 森博嗣 NHK出版新書 2018.4.10 「理科系の読書術」 鎌田浩毅 中公新書  2018.3.25 どちらも理系の人の書いた読書に関する本。 出版の時期もほぼ同じ。 しかし、表面上はいっていることはかなり違うように見える。 子どもの頃遠視だった森は、本の字を追いかけるのが 大変で、従って大変…
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日露近代史 戦争と平和の百年

麻田雅文  講談社現代新書 2018.4.20 おもしろかった。 幕末期以来、米英協調を基軸とする主流派に対し、ロシアに目を向ける一つの潮流がああり、 その系譜をずっと戦後まで追う形。 伊藤博文、、後藤新平、松岡洋右に特に焦点を当てて書いてある。 大津事件、日露戦争、シベリア出兵、満洲での国境紛争、ソ連参戦。 各…
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名門校とは何か? -人生を変える学舎の条件-

おおたとしまさ 朝日新書 2015/02/28 【目次】 第一章 日比谷高校の悲劇 第二章 旧制中学からの系譜 第三章 藩校からの系譜 第四章 女学校からの系譜 第五章 専門学校・師範学校からの系譜 第六章 大正・昭和初期生まれの学校 第七章 戦後生まれの星 第八章 学校改革という決断 第…
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哲学の最新キーワードを読む-「私」と社会をつなぐ知

小川仁志 講談社現代新書 2018.2.20 第一部 感情の知 1 政治は感情に支配されるのか?――ポピュリズム 2 地球規模の宗教対立が再燃する――再魔術化 3 アートこそが時代を救う――アート・パワー 第二部 モノの知 4 すべては偶然に生じている――思弁的実在論 5 独立するモノたち――OOO 6 非-人間…
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幕末雄藩列伝 伊東潤

2017.11.10 角川新書 各藩が幕末にどんな道を選んだか。 そのとき為政者にはどんなオプションがあり なぜその選択になったのかを 小説家である筆者の目から物語的に描いている。 取り上げられている藩は 薩摩・彦根・仙台・加賀・庄内・請西・土佐 長岡・水戸・二本松・長州・松前・会津 150年以上たった今で…
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