テーマ:マンガ

諸星大二郎画集

これも、もう1週間ほど前になるが 諸星大二郎の初の画集 「諸星大二郎1970-2012不熟」が届いた。 ナウシカの画風にも大きな影響を 与えた諸星である。 この人の絵は 赤と橙と黄の使い方が とても面白い 表紙カバーの裏に高橋葉介との対談が 載っている。アナウンスが無ければ 誰も気づかないのでは 河…
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中間発表

7月28日に博論の中間発表がある。 3月に博論の計画書を出して以来 職場復帰があったりで なかなか時間が取れないまま 経過してきたが 残り2週間を切り、どこまでまとめきれるか この3連休はPowerPointとにらめっこである 論文の題名は 「マンガ版『風の谷のナウシカ』における生成論的研究 -コミックス成立時にお…
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ブッダ/手塚治虫

悟りを得ても苦悩し続ける 人間ブッダ…という感じ。 釈迦について知りたい人は この作品を入口にするのは いいかもしれない、と専門でもないのだが 思う。 手塚治虫らしいマンガの一つだと思う。
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清水の次郎長/黒鉄ヒロシ

「オール読物」に1999年から2001年にかけて連載していたものに 加筆して単行本にしたもの。 面白い。 一つには絵。かなりシュールである。 伝統的な手法と斬新なアイディア。 止め絵の中に時間を三段階くらいで 織り込んだりと、 印象的なコマが多い。 見立てたり、もじったり… 教養がイヤミなく(?)にじみ出ていて…
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岡野玲子「陰陽師」

10巻辺りから13巻までが圧巻である。 岡野玲子という人は 本当に凄いと思う。 なんかよく分からないけど とにかく引き込まれ 大きな大きな時の流れを見せられ 茫然として 涙してしまう。 そんな作品である。 陰陽師 玉手匣 1 (ジェッツコミックス)白泉社岡野玲子ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by
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虹色のトロツキー

安彦良和は、北海道遠軽町の人。遠軽高校出身。 二歳年下の後輩に湖川友謙がいる。 「ガンダム」の安彦と、「イデオン」の湖川が同郷というのは面白い。 私の教員の振り出しが遠軽高校だったので縁浅からぬものを感じる。 「虹色のトロツキー」は、安彦のマンガ作品の中では 1番ではないか、と私は思っている。 マンガとしての技術的な…
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ヴィンランド・サガ

夕べ、1巻~10巻まで一気に読んだ。 面白かった。 なんとなく「バガボンド」を思い起こした。 なんでだろう。多分なにかが似ている。 北の物語は感覚的に入りやすい。 北海道での冬に対する思いや、 春になったときの独特の感覚が そう感じさせるのだろうと思う。 平安時代後期の話なんだなぁと 思いながら読む。
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オーマの放つ「毒の光」/宮崎駿の原作ずらし法

マンガ版「風の谷のナウシカ」の中で オーマのが放っている「毒の光」の正体は何だろう。 言葉としてなら、例えば〈放射能〉を例えたもの、という言い方はできるかもしれない。 ただし、絵柄としてはそういったものではない可能性もある。 こうしたずらし方は結構他にもあるように思う。 「On Your Mark」で〈流行の風邪〉…
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へうげもの

各席の元ネタになる曲に 聞き覚えのないものが殆ど無い、 というところが凄いと思う。 勿論、私がということではなく そういう曲を宛てている山田芳裕氏が…ということだ。 曽田正人氏のバレエと 山田芳裕史の数奇は 凄いものだと本当に思う。
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町でうわさの天狗の子 雑感

今更だが 「町でうわさの天狗の子」について 絵がいいんだろうと思う。 天狗がいることが当たり前の世界と 高校生たちの日常が 同じレベルの「それらしさ」で描かれている。 まったく不自然ではなく むしろ それであるが故に、より自然なのであって 私達の住む世界にも こういう「それらしさ」はあるよなぁ という思わせてし…
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1時間スペシャル「父の決断 母の涙 ~ナルト出生の秘密~」雑感

500「ナルトの出生」~504「ありがとう」まで。 よく出来ていると思った。 スタッフの心意気を感じた。 原作を損なうことなく、カットを増やし 深みを与えていたと思う。 それにつけても岸本氏の絵は 動かすとさらに良くなる、というか たぶん動かすことを考えた上での カット割りなのではないかと思う。 アニメならではのい…
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伝説の劇画家 植木金矢展

東大の近くの弥生美術館に 「伝説の劇画家 植木金矢展-痛快!僕たちのチャンバラ時代活劇-」 を見に行く。 植木先生はご健在でまだペンを執っていらっしゃる。 凄いことだ。90歳を越えてまだまだ現役なのである。 弥生美術館は竹下夢二美術館と併設で とても趣きのある、感じのいい美術館である。 植木先生は挿絵画家から絵物語…
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「ナウシカ」と「孔子暗黒伝」

宮崎駿と諸星大二郎の関係。 以前より指摘のあることだが興味深い。 「風の谷のナウシカ」を諸星に描いてほしかったと 宮崎が考えていたという話があるが〈註〉、 宮崎が諸星の何に惹かれて「ナウシカ」を描いてほしいと思ったのかは 知りたい所だ。 実際、「孔子暗黒伝」の中の描写とマンガ「ナウシカ」の描写には 似た部分が何カ所か見られ…
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昭和元禄落語心中2 雑感

一月遅れで「昭和元禄落語心中2」の感想など なぜ、書こうと思ったのかというと2巻の前半に「鰍沢」が出てくるからなのだが。 「鰍沢」は山梨にある。水運の要所で栄えていた。 その鰍沢町は昨年、増穂町と合併して富士川町になってしまった。 船が交通機関だった時代はとうに過ぎ かつてのにぎわいはなくなったとはいえ なかなか赴き深い…
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福島第一原子力発電所事故と宮崎駿-「On Your Mark」試論-  英語要旨

『福島第一原子力発電所事故と宮崎駿-「On Your Mark」試論-』というレポートの 英語要旨が必要だと言われ、自分の拙い英語力で基だけ作り 英語のプロパーである久美薫先生にお願いして添削していただく。 すると久美先生がネイティブの方にも見てもらおうと仰ってくださり、 見ていただいた。 せっかくいい、英語要旨が完成した…
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赤塚不二夫と松尾スズキ

昨年の6月に「こだわり人物伝」で放映された 「赤塚不二夫-ただただ『愛』なのだ-」を、 年末にまとめて4回分放映したのだが それを今日になってやっと見た。 面白いと思ったのは 松尾スズキの真面目さというか 老け具合というか 的確さというか NHKに好かれそうというか さすがは「TAROの塔」やりそうな人だとか そ…
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レプカ・カリオストロ伯爵・ムスカ

昨日の続きになるが 「未来少年コナン」の原作であるアレグザンダー・ケイの「残された人びと」には 当然のことながら、アニメと共通の登場人物が何人かいる。 コナン、ラナ、ロー(ラオ)博士、ジムシイ、シャン、メイザル、オーロ。 ドクターマンスキー(モンスリー)、ダイス、レプコ(レプカ)。 問題はレプコである。 彼は原作ではコナンに…
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「残された人びと」 アレグザンダー・ケイ

宮崎駿初監督作品「未来少年コナン」の原作である。 NHKの本格的なセルアニメ番組第一弾だった。 第二弾は東映動画の「キャプテン・フューチャー」。 米国では1970年に発表され、日本では岩崎書店から1974年に出版された。 「未来少年コナン」は1978年放送。ちなみに作者のケイは1979年に死去している。 宮崎駿はこ…
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宮崎駿の原作翻案力

というか、もっとハッキリ言えば 原作を一つのヒントに(しか)しないで 自分の世界にどのように引きずりこんでいくか ということ。 そのスタイルにはパタンがあるはずで その中にこそ彼のドラマツルギーがあるということではないかと思う。 アルプスの少女ハイジや母をたずねて三千里 あるいはもっと遡って東映動画時代の諸作品で 彼…
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ワンピース61巻 雑感

遅れましたが61巻の感想です。 それにしても凄い売れ方ですね。 恐いくらい。 何か凄すぎてよからぬことが起きるのでは と心配になるほどです。 初刷り300万部を超え、累計二億冊ってどんなんだ。 NHKでも取り上げられ 単なるマンガではない、と神格化されつつある。 でもね、単なるマンガなんで これに背びれや尾びれ…
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クローズアップ現代 「ワンピース メガヒットの秘密」

あのNHKが真剣に取り上げなくてはならないほど ワンピースは売れている。 番組のはじまりは田中真弓の声からだった それなりに作る気があるのだ、と視聴者(特にワンピースファン)に思わせるのには 成功していた。 アンケートをとった割りにはその数字が殆ど出てこなかったが 講読者の割合は、10代以下は1割程度 20代から50代まで…
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パン種とたまご姫

某国営放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも紹介のあった 本作を見た この放送局はポニョの時の追跡ドキュメントに味をしめたのか アリエッティでも長々と追いかけ続け 仕事道楽の人のインタビューなんかが更に味をつけて 特捜もどきの大ストーリーを展開(捏造)していたが 一事が万事、宮崎氏を取り巻く環境はそんな感じにな…
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『ナウシカ』なんとか書き終える

「マンガ版『風の谷のナウシカ』における〈名づけ〉について」という題で レポートを書き終えました。 ちょっと難産だったけど、また内容もかなり稚拙だけれども 終わったのでよかった。 〈呼びかけ〉と〈名づけ〉 アルチュセールやバトラーを引用しながら 書きました。 あと〈呼びかけ〉は失敗する 〈呼びかけ〉られた者は間違って受けと…
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『ナウシカ』難産

なかなか書けないでいる。 ジュディス・バトラーの『触発する言葉』で オースティンとアルチュセールについて 触れている所を援用しながら オーマの名づけの所を書いているんだけど なかなか進みません(笑) でも、面白い発見というか、新しい観点も 手に入れることができて良かった。 それは収穫かな(でも、これはまだ公開しないことに…
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『ナウシカ』をジェンダーで読む

という課題に取り組んでいる。 ナウシカに描かれる母性というものを 取り上げた論者は多い。 多くの場合、宮崎駿と母・美子との関係性に言及している。 病気で寝たきりだった母と幼かった宮崎駿。 10年後に抗生物質で回復した母と政治的な命題を 論争しあった宮崎駿。 ドーラのモデルであった母・美子。 といった具合に伝記的事実と …
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青少年健全育成条例改正案、都本会議で可決

月曜日に総務委員会で可決されて、本会議も通る見通しがあったものの 今日、遂に可決されてしまった。 その間、ネット上でも様々な反応や意見が膨大に表れたわけだが やはり賛成派の意見は かなり危うく、将来に不安を残すものが多かった。 特に石原知事本人や猪瀬副知事の発言。 賛成派の知識人やアカデミズムの人の発言には この国の良識を…
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青少年健全育成条例改正案、都議会総務委員会で可決

昨日くらいからTLはこの条例案のことであふれかえっていた。 まず自分の採るべき立場を明確にするという 最低限度のことを しなくてはならないと痛感した。 「今更何言ってんだ」というお叱りもいただきそうだが まず条例の中味をよく知って 反対したい。 総務委員会で可決されたが、本会議での採決は15日ということだ。 悲痛…
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リアル10巻 雑感

9巻から読み直す。 リアルはいい。文句なしだと思う。 野宮は最高だ。 泣ける。 本当にリアルだ。 こんな感想しか書けない。 でもこれが本当のことだ。
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目に焼き付けるということ  おたく第一世代論

今日の佐々木果先生の自主ゼミは エヴァの細部の元ネタを探るというもので 大変面白かった。 題字デザインや足だけ二本ニョキッと出ている絵が、市川昆の「犬神家の一族」だったり オープニングが「謎の円盤UFO」だったり 出撃シーンや都市の在り方が「スティングレー」や「サンダーバード」だったり 特に「SOUND ONLY」(テレビ電…
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BAKUMAN10 雑感

遅れたが「BAKUMAN」10巻の感想を 原作をどのように表現していくか?という話は かなり面白い。 実際、そうしたことを研究している立場からいうと この作品自体が研究素材になりそうで ふたたび興味がわいてきた。 原作者といってもピンキリで (実力ということではなく、存在の在り方が) マンガ家と一生懸命二人三脚で…
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